今年のベルリン金熊賞作品。MUBIで鑑賞。
かつてフランスがダホメ王国から略奪した美術品を今のベナンに返還する様子を撮ったドキュメンタリー。ナレーションで美術品に語らせるのが面白い。
後半のベナンの…
フランスによって略奪されたダホメ王国の美術品をベナン共和国に返還する過程を映したドキュメンタリー
「26番」と名付けられた美術品に異国の地であるフランスに捕らわれていた思いを語らせながらベナン共和…
とても濃密な68分。
フラットに観ていたつもりだったが、博物館というメディアに対する自らの西欧的価値観に気づかされ、はっとした。像による語りは、言語の植民地化という問題に対して効果的に作用していた…
東京国際映画祭にて。
マティ・ディオップ眠くなっちゃうかな。でも68分だしと鑑賞。
ダホメ王国の文化遺産がフランスからベナンに返還される過程とその後を追ったドキュメンタリー。かなりの傑作だった。…
美術品による語りという体のナレーションもだが、ガラス越しに人物を捉える画面もまた美術品の主観視点のようであり。とりわけフランスの施設で梱包し運ばれる際、ショーケースのガラスに反射して同じく展示されて…
>>続きを読む【文化の奪取を通じた"歴史を創るエンパワーメント"&"利害の不透明な支配の危険性"】【東京国際映画祭】
■あらすじ
1900年にフランスに征服されるまで、現在の西アフリカ・ベナン共和国の地に存在した…
文化は有形無形がある。有形の文化財が主題ではあるものの、若者のディスカッションで一番印象に残ったのは「自分の意見を母国語で語ることすらできない。」という台詞。思考は言語によって決まるとしたら、かつて…
>>続きを読む17〜19世紀にアフリカに実在したダホメ王国が所有していた美術品のごく一部が、2021年にフランスから返還された出来事を巡るドキュメンタリー作品。一昨年公開のヴィオラ・デイヴィス主演「ウーマン・キン…
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