過信にも見える警察関係者の自信や確信と、西日本新聞の方たちが見せる不安や揺れが、事件に対する役割の違いは前提としても、何かを物語っているように思えた。驕りが油断を招き、謙虚さが慎重を呼ぶのなら、でき…
>>続きを読むカフカの小説のようなリアルな感じ。真相はわからないけど、検察の証拠管理と死刑執行の判断はひどい。いろんな視点から事件は語られるが、久間三千年その人を語っている言葉はなかった。あえてこういう言い方をす…
>>続きを読むこの事件は知らなかった
これがテレビから映画になったというのも知らず、上映後の監督挨拶で知ったが、テレビではできないことをしたとのこと
三者(警察、弁護士、記者)を等距離に描きたい、じゃあ、正義とい…
飯塚事件のドキュメンタリー。
当時の刑事や記者、弁護士、遺族らのインタビューで構成されている。
なるほど、これは確かに『真実の行方』はなくて『正義の行方』かもしれない。
警察による強引な捜査があっ…
1992年の事件だが、みなさん鮮明に当時のことを覚えており、大変な事件だったことがよくわかる
福岡県警がどんな「違法スレスレ」の捜査・取り調べをしたのか真実はもうわからず、そんな曖昧さであっとい…
警察も弁護士も裁判官も記者も純粋に真実を追ってくれ!
仮にその過程で間違いがあったとしたら素直にごめんまちがっちゃったって言って正せる世の中ならいいのに!
それぞれの正義をゴリ押しで振りかざそうとす…
内容が濃くて、見終わったあとにぐったりした。
最初は報道はなんて無責任なんだろうと思ったけど、最後には、新聞社のひとたちの仕事に対する熱意と責任感に頭が下がる思いだった。
警察官は総じて自分の経験則…
自分の信じていた世界が
危うげなバランスで成り立っている
と、改めて感じた。
様々な視点の証言が出ていたが
どの心情も少しづつ共感。
ある日突然自分がその立場になったら。
どう考えどう行動するだ…
丁寧に作られた上質なドキュメンタリー。
芥川の『藪の中』(黒澤明の『羅生門』)を意識した構成か。
自分は間違ったことをしたかもしれないと良心の呵責に苛まれる記者の表情や口の震えになぜか突然涙に襲われ…
「正義の行方」最後までみて、このタイトルの意味がズッシリとくる。
真相は藪のなか。
事実は、小学一年生女子児童二人が亡くなり、久間さんの死刑が確定され死刑が執行されたということ。
二時間半以上の…
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