本作は『何も起きない系』の映画である。
『若武者』なんてタイトルだから「若者が世直しとかしちゃうヴァイオレンス映画?」なんて勝手な想像をして観てみたら…全然違った。
何も起きないけど目が離せない、そ…
歪なカットで不穏さを出すのはちょっと品がない気もするが、画面から匂い立つような暴力性に痺れれる。
何をいつ映すか、映さないか、ほとんどそこで勝負してる潔さ。大部分で勝利してると思う。
カウンターパン…
主人公は静かで何を考えてるのかわからないし、その連れは一人だけめちゃくちゃ喋ってはいるけれど、同じく何を考えてるのかわからない。そんな時間がひたすら過ぎているようで、最後見終わるとあの言葉に繋がって…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
居酒屋、工場、介護、
厳しい現場で働く若者たちの閉塞感と苛立ちと諦めのようなものを感じた。
最初ロン毛にムカついたんだけど、観てるうちにだんだん可愛いく見えてきた。髪キレイだしw ほか2人は心…
二宮監督は初鑑賞だったのでどんな監督なのかわからないが、とても自分的にはよかった。ゆるい虚無の中で露悪的なエイジと、それを傍受し続けるワタル。中立を浮遊するミツノリ。口ばかりのクソ野郎だらけの世の中…
>>続きを読む本作を観客に届ける方法のアプローチについて、映画に何度も出てくる「革命」という言葉がピッタリくる。応援したいと思う。
だが、英治が面白半分に劇中で言うその言葉には魂が入っていない。蟹が吹く泡と同じで…
反知性主義と露悪性を混ぜて間延びした日本映画の文脈でソーダ割りにしてみましたみたいな映画だった
これがかっこいいと思うのならばそうしてればいんじゃね?言葉の端々にその言葉を使い慣れてないのが丸わか…
家でひとりで観ていたもので、ケタケタ笑ってしまった。これ笑うところだよね、劇場でも笑い起きてるのかな、劇場で観ればよかったかなとか思いながら。
何気ないふりをしながら心に切り込んでくる会話の数々。あ…
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