なんか色々で大泣きしてしまった。
「人は何を背負って生きるか。そして、芸術は何を救えるのか。」
李相日監督の演出が、この映画をただの文芸映画に留めなかった。原作小説『国宝』が持っていた壮絶な物語性が…
芸に魅せられたものが、死に物狂いで稽古を重ね、悪魔と取引してまでも手に入れたかった称号は確かに美しかった。
自らが芸となり、芸に生かされていた。
人生をかけて、全身全霊、盲信的に打ち込める「何か」…
いろんな感情が湧いてきて整理できん。
でも、屋上のシーンまで和製のジョーカー見てるみたいやったわ。重たい…
でも別に、喜久雄もいいやつって訳でも無くて。
悪魔と取引して、最高の役者になるために
色…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会