記録用
2025No85
沖縄戦没者の遺骨収集ドキュメンタリー。とても深い映画。監督のトークもあった。遺骨収集とはとても大変な作業だった。沖縄戦の「南部撤退」によって住民の犠牲者が増え、その南部の犠…
力のこもった映画。具志堅隆松さんの「骨を掘る」という営みと、奥間勝也監督の大叔母の國吉正子さんを辿る旅と重なりあいながら、死者を悼むということの意味が明らかになり、深まっていく。「骨を掘る」という行…
>>続きを読む骨の一部や周辺の状況から、どういう人物がどのようにして亡くなったかを割り出したり、ずっと関わり続けてきたからこその凄味があった。
そして遺骨に寄り添って語る口調がとても優しく、具志堅さんの人柄の良さ…
平和記念公園にある「平和の礎」は6月23日の慰霊の日のニュース映像で認識していた。
その「平和の礎」に刻まれた戦没者総数は今、24万人を超え、沖縄県人が14万9千人、県外日本人が7万7千人、米国人が…
<骨を掘る男>
お盆の時期になると、終戦関連のニュースも見ることも多いが、世間の風潮として少しずつ無関心となり、戦争離れが進んでいっていることを肌で感じる。「実際に見たことがないことをどのように感じ…
このレビューはネタバレを含みます
我々はいつまで沖縄を虐げれば気が済むのか?
沖縄戦戦没者の遺骨を掘り続ける男、具志堅隆松。彼を追ったドキュメンタリー。
冒頭、彼の骨掘りに密着する。長年骨を掘り続けた具志堅は、骨の状態から死ん…
この映画の主人公とも言える具志堅さんはこの映画を観る直前に名前を知った。
今年の沖縄の慰霊の日に来沖する岸田に対して現在辺野古埋め立てに使っている土砂を使用しないでくれ、とハンガー・ストライキを行っ…
葬式から、遺骨へ。
顔を知らない人を、いかに知るか。
生きていた人を、いかに想像できるか。
会ったことのない人の死をどれだけ悼めるか。
あと10センチ掘れば、出会えるかもしれない。
沖縄戦で、防空壕…
(C) Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production