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わが魂を聖地に埋めよのRIOのレビュー・感想・評価

わが魂を聖地に埋めよ(2007年製作の映画)
4.0
「今日は死ぬのにもってこいの日だ」
タオス・プエブロの言葉のように
生きているもの全てが私と呼吸を合わせている

資本主義たちの発展の為にインディアン部族の土地が強奪される
人道主義的改革家たちもまた部族の文化を否定していって教育を押し付けていく傲慢さは最悪

文明化と言いながら白人市民社会に同化させられたことでオヒサヤが失ってしまう哀しみを体現してた

1887年 ドーズ法が制定されて部族の保留地を個人に割り当て鉄道を通す為の土地は白人に解放すると規定してしまう勝手放題な南北戦争後の白人主義

過激な侵入によって部族の中では絶望感しかない ペヨーテ信仰に救済を求めるように先祖復活と永遠の命を祈りGhost Dance🌞Sun Danceを踊る
預言者でウェス・ステュディ出てきました

土地に縛られず自由に生きるネイティブアメリカンの文化を持つ部族には決められた土地しかないということは生きることと死ぬことまで奪われることを意味している

タタンカ・ヨタンカ 座れる雄牛
最後の族長 カッコよい

諸部族と略奪者との会話には大きな隔たり「わが魂を聖地に埋めよ」という価値観の生き方は人の土地に勝手に放射能をばらまくような人間たちには分からないこと
インディアン部族の敗北のように映るけれど魂は全くぶれてない


しかし死は終わりではなく再生と蘇り
一度死ぬことによって生を取り戻し自然と調和し生まれ変わる

ナンシー・ウッド
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