紐育の波止場の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『紐育の波止場』に投稿された感想・評価

4.0

ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督作。

『嘆きの天使』(1930)のオーストリア出身の映画作家:ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督がサイレント時代末期の1928年に演出した恋愛ドラマの佳作です。

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4.0

レビュー2500作直前・映画温故知新シリーズ②

1928年の映画。日本では初めての普通選挙が実施された年、出来事を調べても近代史、歴史の中の年、

いつも思うことだが、こんな古い映画なのに、洋画の…

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ニューヨークの当て字(紐育)の巻

モノクロサイレント
船乗りの男と波止場の女の一夜のお話
モノクロならではの画作りは確かに綺麗なのと涙で潤んで視界がボヤけるの良いですねえ
THE漢すぎて何が良いん…

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武骨な男の、そのあまりの武骨っぷりに振り回される女。彼女の過去の苦悩はあまり詳しく語られないまま、海へ身を投げたところを、たまたま下船した男に救われ「スキカモ…」酔っ払った勢いで「おい!お前は俺の女…

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4.5
カウリスマキの映画でも見られる
漢な男が恋に落ちたとき子犬みたいな顔になるの好き。
スタンバーグは劇画調の男の顔で押してくるな。
大衆のガヤガヤした動きが俳優たちのクローズアップされた顔を引き立てる。
アメリカ人も由利徹の「花街の母」やってたw
二の腕だけ太いより、力仕事で前腕が逞しい方がカッコいい

☆一昨日は、横浜で神戸を舞台とする「港に灯がともる」を鑑賞。本日は、また港繋がりで、当作を鑑賞。inシネマヴェーラ。
☆前半、意識飛ばしてしまいましたが、酒場での即席結婚式(あの素晴らしい牧師はどこ…

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主演のベティさんの身体にみなぎるエネルギーがすごくて、彼女が目を潤ませるだけで、物語の中ではあまり語られていない彼女の「これまで」に触れてしまったような心の揺らぎが起こる。

たしか彼女がポケットを…

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ルオ
-

断絶と接続を繰り返す視線の映画。

メイの視線は常に不安定で、その身体的な浮遊性を象徴する。
対してビルのメイに投げかけられる視線は痛々しいほどに不可逆的で直線的。
と思いきや、鏡に写る分裂したビル…

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3.7
サイレント末期の作品ということで、映像表現は完成されている。音がなくても様々な音が想像で聞こえてくる。スタンバークの絶頂期の一本。

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