イランの現代社会の闇をテーマにした作品。
イランの治安を乱した罪等で監督は撮影後に投獄されるなど、話題性はあり重い内容をテーマにしていたが、ストーリーに重厚さは無く、観終わった後の胸糞さなどは皆無…
国家と家庭の問題を重ねる構造が見事でわかりやすく、それだけ実際のイランの問題も明確ということ。影と光と靄の映像が目に焼きつく。途中の張り詰める苛立ちと、ラストのカタルシスは今年随一。ラストは希望を感…
>>続きを読むつい先日のイスラエルとの衝突では”やられた”側のイメージであるイラン。
前半では実際のフッテージを用いて生々しいイランの現実(民衆の反乱を国家権力が抑えつける)を見せつけ、後半では社会的に恵まれた(…
前半で登場するスマホ動画の数々は
実際のものだったのかな?
服装警察の激化が恐ろしかった
現代の魔女狩りのようで…
サナはなぜ銃を隠したんだろう
自分が外出する時の自衛として?
それとも家庭内に…
すごい。
全て、「パパの為に」で回ってく家庭、
パパは「国の為に」で心が殺される、
そんな一家を通して、イランの実情に
かなり踏み込んだ映画。
合間に挟まれる、実際の映像めいた
SNS動画には、た…
これは幾重にも重なったホラーだ。イランのモハマド・ラスロフ監督は本作で政府を批判した罪で実刑判決を受け、海外へ亡命した。本作の背景には、イラン人女子学生マフサ・アミニがヒジャブから髪がはみ出ていたこ…
>>続きを読むわたしがこれまでに鑑賞して来たイランの監督作品は、些細な拗れが決定的な不和として浮かび上がる過程、みたいなものを軸とした、古典的で、普遍性のある作品が多いなという印象だったのだけれど、モハマド・ラス…
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