人物の感情やドラマチックな展開に頼りすぎずに物語を語りながら退屈させずに人物や出来事の描写に奥行きを感じさせる演出の手つきが見事。
ルノワールに似たものを感じた。
フォードのインタビューを読むと原…
80分足らずでこの満足度。おそらくほぼはじめて見る町医者ものだがやはり面白い、というかほぼムラ社会もの。自分の家族の病気が治らなかった腹いせか未亡人と仲が良いというだけでブルをヤブ医者呼ばわりして追…
>>続きを読む職業人が職務を全うし奇跡を起こす映画なわけだけど、それこそドライヤーとかターナーとかと異なり、けたたましくクラクションを鳴らしながら車で町内に報告しにいく感覚がフォードらしい。汽車に乗りこむ別れの場…
>>続きを読む街のために20年間も頑張ってきたけど、時代の流れもありヤブ医者扱いされちゃうところが切ないのよ。でも、フォードがそんな切ないだけのままで終わらせるわけもなく、しっかりと娯楽映画に仕上げてくる。しっと…
>>続きを読むフォードの理想的(とは語弊があるかもしれないが)人物像はこぞって孤立していく事は周知の通りであるが、しかし医療従事者と他とを決定的に隔てている感覚は無抵抗なまでの自己犠牲精神と徹底した薄幸ぶりであっ…
>>続きを読む最高。ウィル・ロジャースよ…
「通信」と「守秘義務」がこの映画に通底してる。
狭い町の電話交換手がつなぐ電話が、そこ此処で重要な役割を果たす。ウィル・ロジャースのブル医師は「20年間毎晩起こされてき…
本当に素晴らしい映画は「あっさりしている」を地で行く作品である。冒頭郵便バックが列車から投げられるが、ここでも全ては語り終えているのである。そこからフォードはブルの生活を提示してゆく。結末にあるのは…
>>続きを読むコロナ禍を鑑みても、医者という職は社会の奴隷だと思い知らされる。自分は医者ではないから能天気に眺めることができるが、当事者たちにとっては地獄のような映画ではないか。
「りんご酒は嫌いだ。」と言うウ…
再見。ウィル・ロジャースがヴェラ・エレンの部屋から出ようとする終盤、ウィル・ロジャースがフレームアウトしたことをきっかけに明らかに均衡の取れなくなった画面(画面下手にヴェラ・エレンが1人取り残される…
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