特集 プレコード・ハリウッド
社会問題あれやこれや、繋げながら繋がりながら約70分でまとめてるの素晴らしい!無駄に長い作品つくる人は見習っていただきたい。
一番嫌だなあと思ったのはモルヒネ中毒の流…
このレビューはネタバレを含みます
WW1から世界大恐慌までの主人公の壮絶な浮き沈みと濃密な時間の流れを70分ちょいに纏めて1933年に撮って出していたのが凄い。
省略の仕方が大胆で、棚ぼたで勲章もらったボンボンのロジャーの贖罪による…
アメリカの社会問題が、これでもかとてんこ盛り。戦争と勲功、麻薬中毒、帰還兵の就職難、生産管理と機械化、失業者、炊き出し、大恐慌、労働者暴動、経営者横領、企業倒産、赤狩りと、駆け足で動いていく。
一…
名匠ウィリアム・A・ウェルマン監督によるプレコード期の作品。WW1を経験した男が戦後の後遺症や時代の情勢に翻弄されながら生きていく社会派ドラマ。
勲章を巡るすれ違いに始まり、戦争帰りの薬物依存、労…
コミュニズムを戯画化してこきおろし、フレデリック・テイラー的な経営管理+労働力の工業化の成功をえがくアメリカ資本主義万歳のコメディ映画かと思ったら、主人公はかたくなにその中間を追い求め、そのために社…
>>続きを読むむちゃくちゃ早いし教条的だけど決してキャラの感情を取りこぼしてないのが巨匠の映画だ…という感触(会話の切り返し時の顔が悉く近くて最高だ)。ワンピース着替えシーンが良かったのでまさかのアライン・マクマ…
>>続きを読む社会派のウィリアム・A・ウェルマン監督による当時のアメリカの社会問題を濃縮して描くような要素てんこ盛り映画。
邦題の『飢えゆるアメリカ』は恐慌の真っ只中にあったアメリカを直に表すタイトルで悪くはない…
『仮面の米国』を想起させるように無実の罪(暴動を扇動)を着せられたリチャードバーセルメスを通して資本と共産の有様を見る。機械化による労働者の整理解雇は約100年の時を経て、人工知能の発展により歴史は…
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