美しく作られた、どこか懐かしい「文芸映画」です。
(この言葉が使われなくなって久しい気がします。最後に使われていたのは、もう20世紀の終わりかなあ)
文学の才能と、それを磨く人々、そして、二人の文学…
集中力がまったく途切れなかった。
2本のつっかえ棒がないとおかしくなるという感覚はわからなくもない。中原中也も小林秀雄も虜にするってどういうことなんやろ。この時の泰子にわたしも会ってみたい
そして…
大正ロマンたっぷりの美術
広瀬すずさんの衣装の着こなしが素敵。
画面の明暗や色使いもよかった。
物語としては、3人の繋がりが私には理解が難しかった。
まず私には中原中也と小林秀雄なり、文学の下地が…
すずちゃんは狂気がよく似合う
すずちゃんは我儘がよく似合う
すずちゃんは強気がよく似合う
家屋や景色はもちろんザ・日本なのだけど
北欧の映画っぽく見える映像がいい
夕刻や夜の赤みがかった光の演出や…
(C)2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会