美しく作られた、どこか懐かしい「文芸映画」です。
(この言葉が使われなくなって久しい気がします。最後に使われていたのは、もう20世紀の終わりかなあ)
文学の才能と、それを磨く人々、そして、二人の文学…
根岸吉太郎監督の作品だし、なんとか観なければと思っていた映画でしたが、どうにか滑り込めました。家から徒歩5分圏内にシネコンがある恩恵が、こんなところで発揮されるとは笑。ただ、観客は私を含めて3人。ま…
>>続きを読む詩人の中原中也と居候する新鋭女優の長谷川泰子。成り行きで男女の関係になった2人の前に、文芸批評家の小林秀雄が現れた。秀雄は中也の才能に誰よりも惚れ込み、中也にとっても秀雄は剥き出しの言葉を交わせる無…
>>続きを読む集中力がまったく途切れなかった。
2本のつっかえ棒がないとおかしくなるという感覚はわからなくもない。中原中也も小林秀雄も虜にするってどういうことなんやろ。この時の泰子にわたしも会ってみたい
そして…
大正ロマンたっぷりの美術
広瀬すずさんの衣装の着こなしが素敵。
画面の明暗や色使いもよかった。
物語としては、3人の繋がりが私には理解が難しかった。
まず私には中原中也と小林秀雄なり、文学の下地が…
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