ペドロアルモドバルも75歳、そろそろ人生の終わりに興味を持つのか。
まず、熟練の俳優たちの演技と圧倒的な存在感。癌に侵され「尊厳死」を目論む戦争ジャーナリストのマーサをティルダ・スウィントン、死…
どう生きるか、を大事にするなら
どう死ぬか、も尊重されていいんじゃないかと個人的には思うのだけど、
宗教的な信仰が根強いところだとなかなか法整備や受け入れられるのが難しいんだろうな…
しかし、あの…
終末医療の話でありながら、ベトナム帰還兵のPTSDのことも語られる、
死に対する向き合い方は千差万別というか、間近で死を見たり自分に死が迫ったりするとそのことが人生の全てを上書きしてしまうんだと思う…
死の恐怖と、
死ぬ時を選ぶ尊厳の話
余命宣告された戦争記者のマーサ
死を恐れる作家のイングリッド
ベトナム戦争から戻ってきてPTSDに苦しむフレッド
気候変動や世界政治に絶望する2人のかつての恋人…
最大瞬間風速 ★★★⭐︎⭐︎
冒頭 ★★★⭐︎⭐︎
ラストシーン ★★★★⭐︎
絵 ★★★★⭐︎
展開の斜め上度 ★★★⭐︎⭐︎
カリスマ性 ★★★⭐︎⭐︎
脚本の納得度(好み) ★★★★⭐︎
…
スペインの巨匠アルモドバルが安楽死をテーマに撮った1本。
いつもの情熱的な作風とは異なり、淡々と静かに“死”へと向かっていく構成が印象的。
希望や救いはほとんどなく、観終わったあとやるせない気持ちに…
死がすぐに近くあるのに、
それを忘れてしまいそうな
ポップなインテリアや色たち。
病室の壁ですらとてもかわいい。
友人に同じことを頼まれたら、
私ならどうするだろうと考えてしまった。
たぶん無理と…
シーグリッド・ヌーネス著「What are You Going Through」の映画化。
末期ガンの友人から臨終時に隣の部屋にいて欲しいと頼まれる話。
自ら死を選ぶ権利を問う。
マーサの身の…
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