アイム・スティル・ヒアの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『アイム・スティル・ヒア』に投稿された感想・評価

Tvi
4.8

軍事政権の影響が日常にじわじわと押し寄せてくる、静かな恐怖。恐ろしいのだけれど、それだけでは終わらない。鑑賞後、まだ頭も気持ちも整理がつかないけれど、数々の国際的な賞を受賞していることに納得。俳優陣…

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3.9

家族の幸福な時間を撮影した写真、8㎜フィルム、ビデオテープ、その家族の幸福な笑顔の記録が、最愛の夫を奪った軍事政権への最大の抗議になっている。国家の市民への弾圧に対し「夫を返せ!」と反抗の声をあげ続…

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もー。めちゃくちゃいい映画。

巧みな技で、全てのショットに整合性と含み、モチーフとの親和性をフル担保させていて舌を巻きます。

戦後ブラジルにあった過酷な現実を学ぶテキストにもピッタリで、その史実…

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Satoko
4.0

アカデミー賞国際長編映画賞のブラジル作品。
実話をもとにした、ブラジル独裁政権時代の回顧録。幸せな大家族の暮らしが存分に描かれていたのに、緊張が増していき、日常が急に奪われてしまうの受け入れられない…

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母親がどんどん強くなっていく展開に胸を打たれました。
3.5
ウォルターサレスの描く南米は説得力が違う。父を理不尽に奪われた家族の、奮闘というよりも父のいなくなった日常をよりフォーカスしたドラマが面白い。物語が進み父の死を受け入れていく過程が胸に迫る。
月村
3.4
主人公の周辺しか描かない手法は、何が起こってるか分からない、不穏な状況を擬似体験している感覚で引き込まれた。
4.1

前半バカンス映画感ありつつのブラジルのすごく良い映像を挟みつつ、やや緊張感のある取り締まりシーンで情勢の複雑さを観客にわからせるところまですごく良い。その後の娘の欧州留学のパーティーと記念写真、ダン…

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eiga
3.8

「悲しい顔で」と記者に言われても笑顔で写真に映る家族。
日常を明るく振る舞うという抵抗のあり方。

取り調べに来た人たちにもランチを振る舞う。

百年の孤独のような変遷。

有産階級の話だったせいか…

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一貫して家族の笑顔や繋がり、喪失を描き続けたのが印象的だった。何も分からないまま生活を追われ、あっという間に時が過ぎるという描き方は、妻より子供たちの目線に近いのかも。引っ越ししてからの25年を描か…

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