アトランティスの作品情報・感想・評価

「アトランティス」に投稿された感想・評価

TAKEZOH

TAKEZOHの感想・評価

3.0
このままでは全くもって面白くない未来が待っている……
ロシアとの戦争終結から1年後の2025年のウクライナで、PTSD、復興できる国力を失った国のリアルをどこまでも絶望的な未来を描いているが、この未来を変えるのは“今”しかない。
冒頭と、特にラストのサーモグラフィーのシーンは希望としての“命の灯火”のようにみえた。
22-151-38
アップリンク吉祥寺
今のウクライナ戦争は唐突に始まった感があったが、ウクライナという国は常に戦争と隣り合わせにあったのだろう。
だからこそ撮り得た映画。
もっとドキュメンタリータッチかと思ってたけど、めちゃくちゃ拘りの画の連続だった。
Coco

Cocoの感想・評価

4.0
現実味がなくてずっと夢を見ているみたいな映画、けど現実ってきっとこのくらい受け入れられない世界なんだよね〜…

全編サーモグラフィなのかなとか思ってたけど全然違いました笑よかったです笑
人の体温を可視化してみることって、普段意識することのない感覚を揺すられた気分でよかった。
ハラハラするとかじゃないけど、ずっとただ悲しいなっていう…
泉くん

泉くんの感想・評価

3.0
映画単体としては色々不満もあるんだけど、ウクライナの現状と切り離して観ることはできないし、やっぱり今観るべき映画だと思う。
面白くないというわけではないが、おもんなくて寝た。淡々とした映像は好きだしサーモグラフィーを使った見せ方とか興味深いんだけど、おもんない。
でもその荒廃した静けさが戦争が終結したあとのウクライナというリアリティをもたらしていると思う。G7が舞台ではこうはならない気がする。
戦争のあとこうなる可能性があるという危機感はあるから映画館に行ったんだけど、結局他人事なんだろうな。と思って自分に絶望した。
まぁ戦争になったら真っ先に死ぬだろうけど…というか拷問とか陵辱は嫌だからささっと殺してほしい。というのをセットで観たリフレクションで改めて思った。おわり
木蘭

木蘭の感想・評価

3.2
 2025年の近未来ウクライナを舞台に、戦争の後始末を描いた物語。

 2019年に制作されながら、これから訪れるであろう未来を生々しく予見している。
 つまり、荒廃し汚染され地雷が敷設されて人が生きていくのも困難な国土、政府は貧しく、死んだ者は死体として土に埋もれて発見されるのを待ち続け、生き残った者はPTSDに苦しみ続け、老朽化した工場は外国資本に買収されたあげくに閉鎖される・・・

そんな絶望的なウクライナで、家族も人生も心も無くしてしまい、残ったのは(戦後は役に立たない)染みついた戦闘技術のみという・・・捨てられたオートマタの様に生きていた主人公が、人間性を取り戻し、ここで生きていく理由を見いだしていく話・・・

がアート系映画として描かれる。

 監督がカメラやドキュメンタリー映画出身という事もあり、固定したカメラ、ワンシーン・ワンカットでセリフは少なく間の多い長回しを多用するなど、観客は登場人物や置かれた状況を、長々と観察させられる。
 最近流行だよね・・・こういう感じの映画。正直言って評価出来ないし、退屈。シーンをカットで繋がないからリアルタイムでしか表現出来ずに、逆に不自然さが際だったりするシーンも出てきたりする・・・そんなに早く湯は沸かないよ!・・・とか。

 それでも捨てがたい力を感じるのは、(監督こだわりの)マリウポリのイリイチ製鉄所の景観や、SEXシーンはハッとさせられる映像美があるし、2度ほど人生が大きく転換するシーンで普段動かなかったカメラが登場人物に迫っていく所は物凄くエモーショナルだし、何より映し出されているモノのリアリティか。
 主人公を演じるアンドリー・ルィマルークは俳優ではなく、元ジャーナリストで偵察部隊長として従軍経験のある人間で、出てくる軍人たちは国防軍やアゾフ連隊の本物の兵士だろう。法医学医も本物。
 それ故に、この映画の中に写し撮られた人や物の多くは、今はもう存在しないかも知れない・・・という現実は重い。 

 因みに、主人公が加わる戦死体を回収するボランティア団体の名前が「黒いチューリップ」なのは、アフガン紛争の時にソ連兵の戦死者を処理するウズベクにあった企業の名前で、そこから死体を運搬するAn-12輸送機をスラングで「黒いチューリップ」と呼んだ所から来ているのだろう。
緑

緑の感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

製作年に従いこちらを先に観たけど
「リフレクション」が先のほうがよかったかも。

仲間の自殺シーンから暫く寝落ち。
固定カメラに飽きてしまった。

土砂降りの中、
故障した車の運転席と助手席での
主人公とヒロインのキスシーンは、
これまでに観たどんなキスシーンより美しかった‼︎

寄り添い合うふたりを映した
サーモカメラの画は、
可視化された温度が超絶新鮮且つ
あたたかさの大切さが伝わる。
ふたりのシルエットの丸みと
ぼけた表情のやわらかさに
田亀源五郎のタッチが連想された。(褒めてる)
舞台は2025年、戦争が終わったウクライナのドンバス地域。
兵士として戦地にいたであろう男性とボランティアで死体発掘をしている女性の交流を描いたお話。

2025年に本当にこうなっているのではないかとさえ思えた予言的ヒューマンドラマ。

淡々と映し出される世界はとても劇的とはいえないのだが、それがまた逆に現実味を帯びていて、本当にこんな感じになっちゃうのではないかとさえ思えた。戦後がこれ以上悪い状況である可能性もあると思うと恐ろしくて仕方がない

そんな世界の中で苦悩に苛まれながら生き続ける主人公にいたたまれない気持ちになった。
人によって生み出された苦しみを癒すのもまた人であるのだなと思うとなんだかもっとやりようがあるんじゃないかとも思う。

長回しが起用されているのか長尺で淡々と映し出される景色に観る側の解釈が求められるなと思えたが、残念ながら自分は少々眠くなってしまった。

サーモグラフィのシーンにプレデター以外にもこういう見せ方があるんだなと思い、もっとこの表現方法が使われている映画を観てみたくなった。

長尺で映し出さるシーンに他の人はどう感じたのだろうと気になった1作でした。

何度だっていうけど、やっぱ戦争はいけんよ
侵略はもっとダメ。

長々とすみません。
かれん

かれんの感想・評価

3.2
静かな長回しの連続で絶望的な世界が淡々と映し出される。
製鉄所のシーンは盛んに報じられるマウリポリの3年前の姿。今はどんな光景になっているんだろうか。殺し合うことも、愛し合うことも人間の営みということなんだろうけど、虚しさばかりが募った。
Yuta

Yutaの感想・評価

4.0
ロシアの侵攻が始まった頃、現地を撮影するヴァシャノヴィチ監督がニュースになっていて興味を持った作品。独特の感性が光るクオリティの高い作品だが、今回のことがなければ劇場公開されなかったのかもと思うと複雑だ。
侵攻の数年前に発表された近未来ディストピア映画なのに実話に思えるのも、ここに出てた男性たちは全員今ごろ戦地だろうなと考えてしまうのも非常に辛い。実際数年後こうなるんだろうな…
熱や炎が重要な要素になっているので、見ていて落ち着かない。露天風呂さえはらはらした。
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