監督のクレヴァーさがギラリと光り、痺れる面白さ。
主人公テリーの「俺の訓練はすべて自衛に通じる」という台詞通り、挙動や所作にこまやかな知恵と理性が漲っていていちいち美しかった。
警察が極悪非道の下卑たクズばかりなのに、憎悪にとらわれて知性を失うことなく、いっときの鬱憤晴らしに興じない強靭な精神と地あたまの良さで困難に立ち向かうサマに胸の透く思い。『ブリッジオブスパイ』に通じるメッセージも感じます。
主人公たちの心情の変遷とドラマの積み重ねが丁寧だからこそ、クライマックスの大立ち回りも「自衛のためここで堰き止めなきゃ」と納得できるStory運びでお見事。
歌舞伎っぽい脂身を限りなく削ぎ落しながらも、人物たちの魅力でギュッと面白く撮り切ってあり、肉厚な映画でした。
アナソフィア・ロブも良い役者さんになられてて感激!チョコレート工場のガム少女がこんな立派に🥹💕
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司法が営利化し数字目標で評価されるようになるおぞましさは他人事じゃございませんね。あのデブハゲは車で振りほどかずにそのまま引きずって爆走→電柱か橋の欄干でヘレディタリっちゃえば良かったのに(そうゆう大人気ないことしないから素晴らしい映画😅)
でええ!?あの判事ってベイブのおじぃ!?