エンプティ・スーツケース
監督:ベット・ゴードン
製作:1980年
正直話の筋は全然分からない実験的な映画だったのですが、やはりここでも70〜80'sのNYにおける消費社会が上手く描かれていまし…
【現代に向けたメッセージ①】
※日本劇場初公開 ベット・ゴードン三部作①
三部作を見終わって、一旦咀嚼して考える時間が必要だった。
この三部作は制作された時代の時代背景をしっかり思い返さないと…
最高傑作。自宅と恋人の住む場所を往復する女性を描いた心象風景と詩集。私の人生は誰かの出来事の一部、消費社会に内包され報われず暴発しそうな行き場のない悲憤慷慨。フライト案内、コーラの広告、爆弾の作り方…
>>続きを読む概念化、言語化され得ない男性への違和感を秀逸にすくい上げていると思う。
自分の内側の自意識と外側の振る舞いのズレ。
その浮遊した行き場の無いもやもやが映像全体に漂っている。
「全てを奪い去って」…