今年観た映画の中で、本作ほど”リアル”を感じたものはなかった。
劇的な展開も安易な共感も未来への期待も本作は提示しない。人も状況も変わること無く、ただ同じような明日がやってくる。だがそのことに些かの…
怒りをコントロールできず、周囲も自分も傷つけていくさまを、演劇的メソッドで丹念にマイク・リーが描写。出口がないだけになかなかキツイ内容ではあるが、寄り添うような演出の視点があるので、殺伐とした感情に…
>>続きを読む脚本を書かないマイク・リー作品。
俳優達のセリフや動きが自然過ぎて、こんな人居るよね!と頷かされる。怒ってばかりの主人公も“理解は出来ないけど愛してる“と言い切る妹も。
考えさせられるラストも秀…
好きですね。
マイク・リーの人に寄り添った感覚が良いんですね。これにマリアンヌの演技力が噛み合ってその顔がスクリーンいっぱいに映し出されると、グッと感じるものがありますね。姉の家庭と妹の家庭との比較…
パンジーの被害妄想ぶりが母と被ってまじしんどかった。(母は家族以外にはあんなに当たり散らしたりしないけど…)
息子が花を買ったと知ったときの反応を見た姪たちの想像力の及ばなさが印象的だった。パンジー…
おそらくはロンドンあたりのとある黒人一家の話。主人公のパンジーは度を越したレベルの潔癖性で朝から晩まで不満を言い悪口を言い誰かを罵り攻撃し至るところで問題を起こしている。美容師をしている妹のシャンタ…
>>続きを読むパンジーの当たり屋っぷりが凄まじ過ぎて半分コメディだったけど、夫や息子との生々しい距離感の描写は素晴らしかった。明るい妹家族との対比も上手かったけど、娘2人の描写は少し単発的というか、終盤活きてくる…
>>続きを読むすごいです。
一番最初の感情は、もしこの女性が自分のお客として店に来たらものすごくヘビーだということ。
でも、彼女の怒りはどこからきてるのか、何にかなしみ苦しんでいるのかを一緒に考えられるのは映画だ…
イギリス作品。マイク・リー監督。
パンジー(マリアンヌ・ジャン=バブティスト)の文句垂れっぷりすごすぎて旦那も息子も何も言えない言わない。買い物行ったら他の買い物客と言い合いに(^◇^;)とても潔…
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