フォーリング 50年間の想い出の作品情報・感想・評価

「フォーリング 50年間の想い出」に投稿された感想・評価

改札口

改札口の感想・評価

3.3
こういう作品は、自分だったらどうしよう、自分がこうなったらどうしようと考えてしまって観ていて辛い。私の中でランス・ヘンリクセンはエイリアン2のビショップ。
ジジョ

ジジョの感想・評価

4.5
多くの人に刷り込まれている「男らしさ」という価値観。その中で生きている人の末路を見た気がした。
弱みを見せることで崩れるような泥の土台に立っている自分に薄々気づきながらも、自力ではどうすることもできず、その苛立ちをただただ周りにぶつけて傷つける、、

彼らを男性たらしめているものは歳を追うごとに一つ一つ失われていくものであり、その価値観にしがみついている以上、死ぬまで苦しみ続けるのだと思う。

ヴィゴ・モーテンセンが監督・脚本・主演・作曲を手掛けているだけに、とてもパーソナルな映画。ヴィゴはこれを撮ったことで心を整理できただろうか?
ウィリスの若い頃を演じた俳優さんが「ボルグ/マッケンロー」のボルグだったとは!
なーんか見たことある顔立ちだなぁと思っていたけど、まさかのビヨン・ボルグ!
スウェーデン人なのにちゃんとバリバリ偏った保守系アメリカ人になってた。

親ガチャだの子ガチャだの言われる昨今だけど、軽い感じで当たりとかハズレとか親と子に使うべきでないよなと思いながら観ていた。
分かり合えなくて月日が流れようとも親と子と言う関係からどうしたって逃れられない。
ウィリスも夫として父として愛情が無かった訳ではない。言葉にしなくても伝わっているはずだと本気で思っていた。でも子供たちは一度も自分に味方してくれる事もなく、胸の中では切なく悲しい思いをしていたんだろう。でも態度や言葉選びを変えることなんか出来やしない。

そこで亡くなった父親を思い浮かべてしまった。私も生前の父と沢山ぶつかる度に言ってはいけないことも言ってしまった。今さらながら謝りたいな。。。

ツバメの子、毛虫、小さなヘビ、ブルーのトンボ、自然のそれらも印象深く切り取られてた気がする。
こういう終わり方、嫌いじゃない。

ヴィゴの音楽的センスにも耳を傾けながら初監督作品を堪能することが出来た。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.7
私は、ランス・ヘリクセンと同い年の相当頑固な父と、認知症が進みつつある母が暮らす実家へ遠距離介護に通っている身なので、終盤まで切実すぎて心臓が痛くなった。全く他人事でない作品だ。
クライマックスでヴィゴが父親の状態を分かっていても、理性でコントロールできなくなり感情を剥き出しにしてしまったシーンでは、思わず涙がブワッと溢れてしまった。
そうなのだ、頭では感情的になってはいけないと分かっていても、時々、父や母の態度に感情的に反応してしまうことがある。すぐに自分が感情的になったらダメじゃないかと落ち込むのだけと。
でも、親子だからこそ似た所もあって我慢できない時もある…
私は子供の頃こんな家早く出て行きたいと思っていた。大学生になる時に家を出て、社会人になり結婚して家族を持ち、親からは独立したのに結局は今また親の面倒を見なければならなくなっていて、住んでいる所が遠く離れていても親子の関係は簡単には切れないものだと日々実感している。
老親に対して我慢できずに感情が爆発してしまうことがあってもいいんだよと、ヴィゴが本作で言ってくれている気がした。
近々父が面倒な手術をしなければならないので実家に頻繁に通っていて忙しくなり、自分自身も病気抱えていて疲れも出てるから、こんな時に見ることができた本作は本当にヴィゴからの暖かい励ましのように思えて嬉しくなった。

スヴェリル・グドナソンの保守的で野卑な感じの出し方がすごく上手くて、そして今のランス・ヘリクセンになりましたの説得力のある演出に唸った。
若い頃の行状から酷くて、こんなクソオヤジ死んでしまえ!って思わせるような男でも、そいつなりに妻や子供を愛しているんだよね、グドナソンとヘリクセンの名演とそれを引き出したヴィゴの演出力が素晴らしい。
大勢の子役たちもヴィゴの妹役ローラ・リニー、パートナー役テリー・チェンも良かった。
クローネンバーグ医師もこんなドクターいるいる感が流石。

製作、監督、脚本、音楽と八面六臂の活躍で本作完成させてくれたヴィゴに感謝しての気持ちでいっぱい。
上映館少なくてひっそりと公開されている感じでもったいないと思う。
ヴィゴは生きてる俳優で一番好きな人。クローネンバーグ組への復帰作品「Crimes of the Future」も楽しみだし、またぜひ監督作品も作って欲しい。

『ファーザー』も素晴らしくて心臓に悪いような緊迫感があったけど、
大好きなヴィゴが作ってくれた本作は彼の人間性と才能が凝縮されていてファンとしては本当に嬉しいヴィゴの監督デビュー作だ。
ファンだから高得点つけるよ😼
【不器用者】

これは、個人的にちょっと評価が難しい作品。
ザックリ言うと「認知症になった父と彼を献身的に介護する息子が失われた時間を取り戻していく」っていう内容のお話なんだけど、ちょっと前に観た「ファーザー(アンソニー・ホプキンス主演)」でもちょっと似たような設定を感じたところで、知らずのうちに比較が生じてしまった。

親が認知症となってしまったとき、介護する子供たちは、何を考え、どう行動するのか?
金銭的な問題、自分自身の生活、親の症状の程度・・・
もしかしたら、今までの親子の関係性だって大きく関わってくる可能性だってある。

そんな中で「一緒にいたいけど、これ以上は無理だから施設にお願いしよう」という判断もあるだろうし、「一緒になんかいたくはないけど、でもやっぱり離れることが出来ない」という気持ちだってあるだろう。「他人に迷惑をかけるくらいなら、自分が受け入れれば済むことだ」という考え方だってあるかもしれない。

どれも間違いじゃないし、正解だってないのかもしれない。
どれが「現実的」でどれが「理想論」だなんて議論も野暮な話だろう。

このお話しは、「父の施設入居」という選択肢も当然考えながらも、元来の父の粗暴な性格に振り回され続けた50年間にずっと縛られ続けたある男と父の向き合い方を描いている。

父と過ごした時間は「支配」だったのか「渇望」だったのか・・・。

・・・あとはフィルターかけますね。
自分の親がこうなったら…と思うとゾッとする

と思わせるランス・ヘンリクセンの演技に圧があります
たくみ

たくみの感想・評価

3.0
イースタン・プロミスのヴィゴ・モーテンセンが監督・脚本・主演・作曲を手掛けた監督デビュー作。まるでバーブラ・ストライザンドやクリント・イーストウッドの様に音楽まで手掛けた本作は自身の半自伝的な作品なんだそうです。劇中での主人公は同性愛者として描かれていますが、ここは創作なんでしょうね。

映像もキャストも素晴らしいものでしたが、ランス・ヘンリクセンが演じた父親が(若かりし頃はスヴェリル・グドナソンが演じた)本当は家族を愛しているのに、あまりにも傍若無人な振る舞いにかなり共感が削がれた感あり。

怒鳴り散らす。物にあたる。暴力も振るう。でも本当は愛しているんだ…ってちょっと我儘が過ぎません?愛する事に不器用なのは仕方ないですが、それを改めようとせず、これが俺なんだから解ってくれ!って言うのは自分としては受け入れ難いものがありました。

例えば、俺は時間にルーズな性格なんだから毎日会社に遅刻しても許してくれ!…なんてまかり通るわけないですよね?個人的にはそれと同じレベルに感じてしまいます。

まぁ監督のパーソナルなものだから作品としてはそれで良いですがね。自分には響かなかったって事で。
miku

mikuの感想・評価

3.9
ヴィゴ信者なので贔屓目ももちろんあると思うが、彼の優しい人柄が伝わる映画だった。認知症を患った両親に対する愛も感じたし、本人過去の思い出もきらめいていた。

馬が登場するあたり、やっぱりヴィゴだなぁと。
このシーンはいらないかなと思うところはあれど、ヴィゴなら許す。

口の悪い爺さんが登場するけど、全体的にゆったりと静かな映画。
肌寒くなってきたこの季節にぴったりな余韻が残る映画。
KiRi

KiRiの感想・評価

4.5
病気や親との関わり、、、しんどかった頃、ロードオブザリングをみてた。
ビィゴ·モーテンセンだから見に行ってみた。それぞれしんどいことあるよな。
エンドクレジットにピーター·ジャクソンの名前を見つけ嬉しくなった。
paoniaco

paoniacoの感想・評価

3.5
2021-45
どんな親でも切り離せない、親子の歴史がある。
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