敵は己。
敵に亡霊が集まってくる。
モノクロの画面に長塚京三さんのたるみ皺がボヤける。
フランス文学教授の隠居生活は、質素だが手料理する食生活。
焼鳥串も、買ってきたものではなく、レバーの下処理し…
夢と現実の境界線がわからなくなり観ている側の方も翻弄される。
長塚圭三演技がすごい。
第37回東京国際映画祭にて主演男優賞受賞。
その存在感、まるで日常を見せられているような自然な動きや佇まい。
名…
Wowowで鑑賞。
原作は未見。
あまり期待していなかったが、流石におもしろい。
長塚京三久々に見た気がするが、さすが上手い。
淡々とした日常の前半から、怒涛の幻想シーンの連続の後半。
今ならハラス…
見たことあるようで、見たことない類の良作
妻に先立たれ、ただ日常を生きる元大学教授。
その生活は、平凡であり刺激的。
白黒であって、カラフルだ。
淡々と貯金残高を削る日々と妄想の狭間が
何故か心…
仏文学の教授の職を辞して10年ほど。家事は一通りこなし、日々最低限の自炊と時折お酒や肴を嗜みながら丁寧な暮らしが続いていく。
中盤に差し掛かり、「敵」という文字があらわれたかと思うと、だんだんと現実…
今日は筒井康隆原作、長塚京三主演の『敵』をミニシアターのあまや座で鑑賞してきました。
元フランス文学教授で独居老人の主人公の繰り返しの毎日が繰り返される序盤。食事のシーンが多く、小津安二郎を連想さ…
「敵」
澤本・権八のすぐに終わりますからに吉田大八監督が出て宣伝していたのを聞いて鑑賞。
筒井康隆原作の小説の映画化。
妻に先立たれ一人暮らしの元大学教授。そんな主人公にある日「敵が来る」というメ…
映画レビューにひかれて鑑賞。
主人公の渡辺儀助が長塚京三なのか、長塚京三が渡辺儀助なのか分からないぐらいのハマり役。
また、久しぶりに観たモノクロ映像から新鮮な印象を受け、全体がシャープな作品と…
[ 敵 ]
「なにが敵なの?」
その回答は間違いではない
ただその問いが一生わからなければ
敵に追われるのだろう
いや、理解しても追われるのだろう
終われる日々に。
____________…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA