『敵』
大学でフランス近代演劇史の教授をしていたが10年前にリタイアし、20年前には妻にも先立たれた渡辺儀助(長塚京三)は残りの人生に必要な経費を数少ない講演費や預貯金などを計算し古民家で食生活な…
敵
試写会にて鑑賞。
筒井康隆さんの同名小説を映画化。穏やかに暮らしていた独居老人の主人公の前に、ある日「敵」が現れる。
妻に先立たれた一人暮らし。しっかりと自分のペースを確立し、規則正しい生…
自分にとっては少々難解な物語だった。
正直、なぜゆえモノクロなのか?
これが普通のカラーだったら?と思いながら見ていたが、必然性までは辿り着けなかった。
妻に先立たれ、退職した大学教授が、一人で自…
静かすぎた。映画館で見なくてよかった。
主人公と馬が合わなすぎた。
変なプライドがあるせいで、生に固執しようとも出来ないのがなんとも。プライドへし折ってマクドでバイトしてみろよ。世間知らずだから、多…
蓋をしていた欲望
望んでいない食卓
敵とは、時折顔を出す妄想なのだろうか
単に、死と老い、孤独を指すのだろうか
「とりあえず無難にという、日本的精神の詰め合わせだね」
「健康診断は人を健康にしな…
モノクロ作品とは知らなかった。
始まってすぐモノクロ映像を眺めながら、きっとこれは不穏なことが起こるんだなと思いつつも、次々出てくる旨そうな料理、作る音ほか、やたらリアルな生活音にほだされて次第に…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA