早稲田松竹で鑑賞。
ジャン・ルノワールらしいユーモアに溢れた作品で、題材が捕虜収容所からの脱獄ということもあって『大いなる幻影』が想起される。ジャン・ルノワールについては、あまり詳しくないのだけれど…
☆サイレント映画を経験している監督の、固定キャメラのショットは、「それ正解です!」という感じですよね。本作でも、汽車が駅に停まってからの件り、先日観たフォードの「月の出の脱走」と同じような画角の縦の…
>>続きを読む脱走して、拘束されて、また脱走して、拘束されて。
脱走のために様々な人(部下など)の力を借りるけど、個人的にはこれらの人々を犠牲にしているのが気になった。
最後には逃げ切るものの、なんだか物悲し…
笑った後に怖さを感じたり、自分の感情の振れ幅が忙しなくて、でも全部、可笑しさも切なさも怖さも情も、何の矛盾もなくそこにあって、ただの人生だった。いちばん最後の場面、スクリーンに背を向けてパリを歩き出…
>>続きを読むルノワール作品を他にも観ていて、どの作品もとても人間を丁寧に描き、その優しさのある眼差しが好きで、遺作とのことで鑑賞。逃走劇ということだったか、途中結構コメディ感があってたくさん笑えた。
土砂降り…
ドイツ軍に捕えられたフランス軍の伍長と
もうひとりが脱走する話。
厳しい環境からどうにか
逃げようとする人々が奮闘する姿の多くが、
なにがなんでも逃げるぞという悲壮さよりも
逃げられたらラッキーく…
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