深紅の愛 ディレクターズカット版の作品情報・感想・評価

深紅の愛 ディレクターズカット版1996年製作の映画)

Profundo carmesí Versión del director/Deep Crimson Director's Cut

製作国:

上映時間:137分

ジャンル:

3.7

『深紅の愛 ディレクターズカット版』に投稿された感想・評価

ヤギ
4.0
落ちぶれた男女の殺人逃避行。
『俺たちに明日はない』が想起されるが、悲惨さにおいてはぶっちぎり。人間としては絶対に許してはならない所業を重ねながら、なぜ彼らはこんなに可哀想に見えるのだろうか。
pherim
4.9

結婚詐欺の常習犯と、騙されながら男を愛する看護士が、連続殺人カップルと化すカルト版ナチュラル・ボーン・キラーズ by アルトゥーロ・リプステイン。

救いなき黄土の荒野を生き延びる女の赤が濃密で情緒…

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3.5

3時のヒロインゆめっちが荒ぶってるようにしか見えない。とにかく色々濃いので見ていて疲れるけどカツラとかデブとか口臭いとか低レベルなギャグ要素やブラックユーモアを逃亡劇の中で真面目にやっているので中々…

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kiko
3.8
ふたりともコンプレックスの塊で狂気に走るし大雨も降るがカラッとした作品でした
ニシ
3.7

かなり緻密な画面設計がなされていてそれ故に上品でウェルメイドな雰囲気が流れる。長回しにファスビンダーを想起するも、ファスビンダーのある種奔放な生々しい質感の演技でフレームの外に意識を向けるやり方とは…

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このレビューはネタバレを含みます
肥満で口臭の女性と薄毛の男性の逃避行。

シリアスな展開の中に、ユーモラスでシュールな笑いがあり、クスッとなる。

あんな雑に処刑されるとは思わなかった。

映画の詐欺師性にここまで正面から向き合った映画もなかろう。
リプスタイン監督の演出があまりに流麗なので気づきにくいが、長回し、そして最期の台詞「なんてこと、私いまが一番幸せ」から察するに、この監督は…

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