昨日鑑賞した「ルキノ・ヴィスコンティの世界」と同様に今月末でU-NEXT配信が終了するので慌てて鑑賞。
ノーベル文学賞受賞のアルベール・カミュの原作は未読。
単純にヴィスコンティ監督作でのマルチ…
ヴィスコンティが、カミュ「異邦人」を映画化。原作に忠実なのに驚く。「昨日ママンが死んだ」から、「太陽がまぶしかったから」まで、そのままの台詞として使っている。原作を自分の世界に引き寄せて料理して、原…
>>続きを読む本日の映画 ② 『異邦人』
U-NEXT
友人のトラブルに巻きまれて殺人を犯した男。
母の葬儀で冷たい態度だったことを関連付けられた裁判。
ずしんと重い。
マストロヤンニは画面に負けない大きさがあ…
人々の汗の映画。クロースアップの顔に滴り、着衣に滲む。暑苦しさの描写でもあるし、人間が肉体を持っていることを表してもいる。マストロヤンニの顔芸をもってしてもカミュ作品の「不条理」というテーマはあまり…
>>続きを読むヴィスコンティがカミュの異邦人を忠実に映画化。まとわりつくような暑さとぎらつく太陽。主人公ムルソーの内部の空虚と矛盾をマストロヤンニの名演技で魅せます。
Caffè Latteでも飲む?ってセリフ…
【太陽が眩しかったから】
ルキノ・ヴィスコンティ監督×アルベール・カミュ原作×マルチェロ・マストロヤンニ×アンナ・カリーナ共演の作品
〈あらすじ〉
1930年代のアルジェにて、殺人の罪で裁判にか…
カミュの読者はママが鬱陶しいスネかじり世代が多かっただろう。だから「太陽眩しいぜ」だの「今日、ママが死んだ」なんて若者でなきゃ言えなそうなセリフに感じてしまう向きが多いのではないか。
マストロヤ…