日々の不安げで落ち着かない心をテネシー・ウィリアムズは「熱いトタン屋根の猫」と表したが
索漠とした暮らしの中での渇ききった人々の心を
この作品は「夏の砂の上」とタイトルにして思いを込めた
夏の砂の…
映画「夏の砂の上」完成披露イベントで一足早く鑑賞できた。
長崎の坂に囲まれた町、蒸し暑い夏の匂い、見下ろす寂れた造船所の景色、橋とそばを通る路面電車。突然の恵みの雨。
旅情あふれるノスタルジックな…
完成披露イベントに参加させて頂きました。
先ず本作を観て思ったのは、平田オリザさんがその著作で「優れた戯曲ほど説明描写と思わせない場面作りに優れている」という趣旨の言及をされていたこと…
#79
舞台劇の映像化で、なかなかうまくスクリーン向けに“拡大”されていたが、それでも、戯曲特有の閉塞感が底流にある。
よって、あたしみたいな芝居好きには、たまらないテイストの映画。
逆に、芝居慣れ…
一見すればなんの変哲も展開もない映画でつまらないかもしれないけど、あまりにもリアルだった。
初めと終わりで、オダギリジョーがたばこ屋でタバコを買い、「暑いねー」と世間話をして、汗をかきながら自宅ま…
雨が降らない、夏の長崎市。小浦治は幼い息子を亡くして以来、妻と別居していた。不安定な暮らしを続ける彼の前に、妹の阿佐子が17歳の娘・優子を連れてやって来る。阿佐子が博多の男のもとへ行くため、治は優子…
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