雨が降らない夏の長崎、映像と音だけでうだるような暑さが伝わってくる…でも湿気を含んだ関東の暑さとはまた違うんだろうな。
主要な登場人物は皆、心が渇いているような印象で観ていて少し痛々しくもあり。特に…
日々の不安げで落ち着かない心をテネシー・ウィリアムズは「熱いトタン屋根の猫」と表したが
索漠とした暮らしの中での渇ききった人々の心を
この作品は「夏の砂の上」とタイトルにして思いを込めた
夏の砂の…
映画「夏の砂の上」完成披露イベントで一足早く鑑賞できた。
長崎の坂に囲まれた町、蒸し暑い夏の匂い、見下ろす寂れた造船所の景色、橋とそばを通る路面電車。突然の恵みの雨。
旅情あふれるノスタルジックな…
完成披露イベントに参加させて頂きました。
先ず本作を観て思ったのは、平田オリザさんがその著作で「優れた戯曲ほど説明描写と思わせない場面作りに優れている」という趣旨の言及をされていたこと…
感想メモ
ひと夏の成長物語
監督が舞台出身だからか、冒頭の4人のシーンで誰かによることなくそれぞれの行動がわかるよう全員を映すひき絵だったのが印象的だった
家の中のシーンは結構広く映したり外との…
一見すればなんの変哲も展開もない映画でつまらないかもしれないけど、あまりにもリアルだった。
初めと終わりで、オダギリジョーがたばこ屋でタバコを買い、「暑いねー」と世間話をして、汗をかきながら自宅ま…
トーホー池袋
何か突拍子なことが起きるわけでもない、オダギリジョーの日常を描いた作品。
妹の子どもを預かることになり、高石あかりとの生活は互いに過干渉することもなく、自然。
高石あかりのふと見せ…
雨が降らない、夏の長崎市。小浦治は幼い息子を亡くして以来、妻と別居していた。不安定な暮らしを続ける彼の前に、妹の阿佐子が17歳の娘・優子を連れてやって来る。阿佐子が博多の男のもとへ行くため、治は優子…
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