ジェームズ・メイスンとダニエル・ダリュー、適役だったな。異色のサスペンスではあるが、ルビッチの艶笑譚ぽくした潤色はむしろその違いが明確に出たかな。手腕のあるなしでなく、スタイルとキャストの違いによる…
>>続きを読むダニエル・ダリューはとぼけた美女だ。とぼけた感じの顔なのだ。
この作品は、どことなく『グレート・ギャッツビー』を思わせる。
貧乏だった少年の夢、憧れの美しい女、お金で全てを手に入れられると思っている…
このレビューはネタバレを含みます
1944年、中立国トルコの英国大使館内で起こったドイツ側への機密情報漏洩事件を元にした(キケロ作戦)実録スパイもの。
野外での撮影は実際の場所で行われたという徹底振り。
冒頭からドキュメンタリー…
第2次世界大戦下の1944年にあった史実
ドイツの元トルコ駐在大使館員L・C・モイズイッシュによる手記
英国のトップシークレット、中立国トルコの参戦やビッグスリーによるテヘラン会談の内容を教えると…
スパイ映画の名に相応しい騙し合いの多重奏。情景描写の丹念さが呼ぶ静かな緊張感と愚直さがそのままキケロの人柄に伴ってすばらし。ダイヤル式金庫、フィルムカメラ、電気スタンド、ベルなどこれぞといった装置の…
>>続きを読む面白かった。
マンキウィッツの演出冴えていました。
アメリカ映画ですが、イギリスのスパイ映画ですね。
ジェイムズ、メイソンがイギリス人。
ユーモアもありました。
最後、偽札と分かって、笑う場面、今も…
地味なおじさんばかり出てくるので戸惑ったが、大変おもしろい!!!史実を基にしているとのことで、最初のほうは説明多い。けどこの語り口の妙。書類の写真撮るとこで書類に顔映したりとか、掃除のおばさんブレー…
>>続きを読むシネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。
映画館でスクリーンを観ている間ずっと、心臓がドキドキしっぱなしの全編にわたってハラハラさせられるジョセフ・L・マンキウィッツ監督のサスペンス映画。本当に面白かった!
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【バルコニーで笑う男】
ただ作られた年が古いだけで、『ローマの休日』や『風と共に去りぬ』に対して「渋いなぁ」と言われると何か違和感を覚える。
渋いっていうたら、この辺クラスの映画でなくちゃ。 …