これは私の知ってるアラン・レネ。親世代と子ども世代がそれぞれの戦争(WWⅡ、アルジェリア戦争)からくる強烈な経験、それは恋人との別離または戦地での殺人。親世代は出会い直しを図り、息子は日常を取り戻せ…
>>続きを読む序盤からどんだけカットあるのよって思った。
アンティークショップ兼自宅の構造が複雑(カーテンで区切られていたり)で、その部屋をさまざまな角度で撮っている。あらゆるところに使う物/使わない物/売り物/…
かなり細かいカット割りで振り落とされそうにオープニング。多少マシにはなるが、終始「一見」不可解な編集(時系列や場面が繋がらない)に困惑しながらの鑑賞だった。
人物描写もかなり独特で、ほぼ全員が過去に…
どっち付かずな気持ちに嫌気がさしてくるような会話が続き
ふぅと息をつく間もなく不穏な声の歌に拷問すら感じてしまう
昔の話ばかりだとエレーヌに苛立つアルフォンス
可愛らしいフィアンセがいるベルナール…
このレビューはネタバレを含みます
最初の方は室内の会話劇で寝てしまったが後半は怒涛のショットの連続。テキトーではなく画の決まったショットを惜しまず数秒単位で繰り出してくる。
レネはクロースアップの使い方が非常にうまい。内面の表出で…
アラン・レネ監督の「去年マリエンバートで」(1961)の次の作品。日本ではATG配給で1974年に公開。
1963年、パリの森林公園”ブローニュの森”近隣の町に住む未亡人エレーヌは、大昔の初恋の相…
恐ろしく早い編集、俺でなきゃ見逃しちゃうね、と言いながら意図的に見逃しまくったのだが、この作品はその噛み合わなさこそを楽しむ映画なのだろうと完全に開き直っている。主要人物4人中3人は各々「過去」に囚…
>>続きを読む昔の恋人を懐かしむ未亡人の女性と、亡くなった夫の連れ子でアルジェリア戦争での体験に苦しむ男性をサスペンス風に描いた、アラン・レネ監督のドラマ映画。『ヒロシマ・モナムール』、『去年マリエンバートで』に…
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