この作品を「冤罪の恐ろしさを描いた映画」と単純化して語る声が多いが、
それは安易に「正義」「悪」を区別したいだけの、安心を求める読みだ。
もしそう捉えるならば、それはこの映画の本質をまったく見逃し…
作中で巻き起こる裁判に勝つかどうかに僕はそこまで関心がいかず、逆に「届かない声」の描写が非常に重くのしかかってきた。わかりやすく物語られた情報(簡単に享受できて面白い情報)に搔き消された切実な声とい…
>>続きを読む三池崇史は多作乱作なだけでちゃんと映画が撮れるのだ。
正しいラショーモンアプローチの法廷劇だった。地に足つけて、過剰なエンタメ化をせず一つひとつの事象と心の動きを着実に映していく。
安定の綾野剛…
観て参りました〜。公開2日目です。予告編観て期待はしてましたが、監督が駄作請負人の三池監督ってのが引っかかってました…。
感想は...いや〜めっちゃ面白かった!って言ったら被害者の先生に失礼かな?け…
福岡で実際に起きた裁判をもとに描かれる教師の生徒に対する暴力を親がでっちあげ、週刊誌に告発したことから始まる裁判の物語。
今年一番心に来たというより突き刺さった作品でした。
この映画は、某弁護士ドラ…
ノーマークでしたがとても良かったです!
まずは綾野剛と柴咲コウの演技力でスクリーンに惹きつけられます。2人の演技だけでも観る価値があるはずです。
さらに刻々と変化する状況にのめり込みます。実話を…
「怪物」はいた
是枝監督の怪物のような構成なので表題。
ただ怖いのはこれが実際に会った話だということ。
この事件があったあたりって、まだ報道におけるコンプライアンスや世の中の個人情報に対する認識が…
綾野剛の言ってることが真実なら、最初の方の映像はなんだったんだ?あの母親が幻想?作り上げた話?
確かに最初の映像は非現実的と言うか、フィクション感は否めないのかなと思う…
ただただあの家族が怖かっ…
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