このレビューはネタバレを含みます
「スリ」
2本目のブレッソン作品だが、作風に確固たる芯がある監督だなと思った。キャラクターが過度な演技を見せないこと。感情がはっきりと現れないので、登場人物は常に無表情。眠気を誘うような作風ではあ…
ミシェルという徹底した虚無的キャラクターのルックス、間合いの音楽の使い方、スリの現場での緊張感ある映像が印象に残る。他はどうということはない。ミシェルが人間らしい感情を獲得するラストシーンには感動が…
>>続きを読むスリを行う手先の動かし方の官能さ。どの動かし方さえもエロティックなものとして描いている。ピンボールを遊ぶ様子はセックスの表現といえるし。
確かにバレないとは思えないような仕草であるが、一瞬早回しのカ…
初見。
ここのところブレッソンをぽつぽつと観続けている中でのDVDをレンタルしての鑑賞。
「テンポが良い」ということの見本のような映画。
一つ一つのショットは基本短くて、そこに響く靴音やクルマの走…
初ロベール・ブレッソン
スリ中毒の男を追っていくドラマだが、別にそれほどプロフェッショナルな訳でもない。
タブーを犯す自分自身に酔っていき、特別な人間だと思い込む姿は嫌な意味で人間らしさの極致のよう…
26/5/29劇場鑑賞。
悪いやつの気持ちに寄り添って。怠惰がその身を襲っているのか、もはや悪人が悪人であることの理由などそこにはなく、ただ、最後には愛を後悔するのみという中でかなりストイックな映画…