大方4Kでない方のレビューに書いたつもりだが、やはりターナーよりロッセリーニを意識させられた。無償の越境治療を続けるイネス・デ・メディロスはバーグマンであり、アンナ・マニャーニでもある。
また真にロ…
シーンごとの因果関係の緩さだけでなく、場面内のアクションの動機が不明瞭であるが、その予測不能のアクションに惹かれる。特に倒れる動きに重さを感じる、つまり大地の存在感が大きい。ヘリコプターによって地に…
>>続きを読む『血』に続きペドロ・コスタ監督2作目
今回もイネス・デ・メデイロスに釘付け
なんていい顔する女優なんだろう!
昏睡状態の黒人男性レオンに付き添ってコスタ・ヴェルデ島まできてしまった看護師マリアンヌ…
このレビューはネタバレを含みます
ペドロ・コスタ監督特集にて『溶岩の家』(1994)4Kレストア版鑑賞。
ペドロ・コスタ監督長編第2作。リスボンの工事現場で落下事故に遭い昏睡状態に陥った男レオンに、看護師マリアーナは旧ポルトガル領…
意外にも活劇をやっていて、見る前の印象よりも見やすかった。
イネス・デ・メディロスがずっといい。
序盤の顔のクロースアップで患者?に掴まれて結んでいた髪がほどけるショットや、
同僚と二人で鏡の前で口…
横たわること、或いは存在の定位について
ペドロ・コスタの初期3作を、イネス・デ・メディロス3部作と言いたいぐらいに主人公のマリアーナが輝いていた。彼女の顔をクロース・アップにし、歩行を捉えるシ…
ペドロコスタ作品は、前回見た『血』と『ヴァンダの部屋』に続いて毎回毎回全く新しい映画体験をさせてくれる。
まず、冒頭から火山の映像。島の人々の顔のクローズアップ、その後にとんでもなく美しい主人公マ…
このレビューはネタバレを含みます
自分が生まれた場所から徒歩移動できる範囲内で成人したとしたときに人と人の間にある感情ってこんな感じかもしれないと思ったり音楽が美しすぎると思ったりした。イネスデメディロスの行動原理もなんとなく理解し…
>>続きを読む