確かにスクリーン外で別の物語が蠢いていて、それがスクリーン内で交錯する瞬間がある。
一方で映されるべきものはしっかりとスクリーン内に映され、視覚的無意識に刻み込まれている。その一つがおそらく電車で、…
このレビューはネタバレを含みます
6年生がなぜ卒業式で泣いているのか分からなかったというスピーチから始まる本作は、悲しみの理由を知ることを描いた作品だと思った。
自然豊かでノスタルジー溢れる風景の中には、常に死を意識させる要素がある…
母が入院中に祖父母の元で過ごした兄妹の夏休み。
田舎での生活の中にすっかり溶け込み、遊び仲間もできてとても懐かしい空気。
この映画が作られた時代が自分の育った時代とほぼ同じで、体験したことも同じ…
観に行って良かった!
かなり好きな作品だった。
台北で暮らす少年トントンと妹ティンティン。母親が病気で入院することになり、田舎でお医者さんをしている祖父のもとで夏休みを過ごすことになる。
昔プレイ…
・まじですごい。まだ映画でこんなにまっすぐ自分は感動できるんだって思わされた。
・見ていてずっと気持ちがいい。なんでだろうって考えてたけど、常にスクリーンにゆっくり動くものと速く動くものの両方が映…
牧歌的な初期のホウ・シャオシェン。
計算されてると思って仕方ない美しいカットと、手をかけずともそこに存在する風景の美麗さ。台湾の風景はどこか日本を感じさせる。
カメラに収める映像のセンス。そして、子…
子供達の群像劇かと思いきや、これは二人の女性の妊娠についての物語である(+一つの強盗事件と入院)。出産や(障害者の)不妊について言及されるのは、それが侯孝賢の考える社会のあり方と密接に関わっているか…
>>続きを読む兄妹の夏休みの断片の連なり。連鎖はぶっきらぼうなようで、確実に時は流れ、祖父に怒られても動かないティンティンの横顔に、成長と不可逆な変化を感じる。誰しもにあるはずの夏の記憶を喚起する。しかし、この縦…
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