こりゃ傑作だな!
主人公はもちろんのこと、とにかく出てくる登場人物たちが良いね。
頼りないし不貞は疑うし…な旦那も根はいい奴だし、義父義母もなんだかんだでこの時代にしては理解ある人たちだし、同僚の…
労働力を提供して正当な賃金をもらう。能力別成功報酬や掛け持ちバイト、夫婦共働き…
サタジット・レイ監督は1960年代に労働をテーマにこれらの問題を取り上げていたのに驚きました。
「大都会」ビッグ・…
これが1963年の作品とは、素晴らしい
女性の社会進出がまだ進んでいない時代
この女性は単に家計を支えようと仕事を始め、仕事も家庭でも有能である
ただの夫が嫉妬する話に終わらずに、ラストは人間の尊厳…
冒頭、ヒロインの夫が、妹に対して女は勉強しても無意味だと言い放ち、妻に対しても、帰宅時には家にいて出迎えろ、女は家庭内にとどまるべきだと述べ、保守性を露わにする。これがどう反転していくかという物語…
>>続きを読む サタジット・レイで一番完成度高くて大傑作だった!
大都会カルカタの中産階級に住むとある家族。銀行員の夫をもつアロティが稼ぎの悪い夫に変わって、セールスガールとして働きにいく。
現代社会にお…
【S・レイ レトロスペクティブ2025】
“愛と思いやりさえあれば💓”
今はなき岩波ホールでかつてよく観たサタジット・レイ作品
『私たちが光と思うすべて』でこれまで自分の中で眠っていたインド映…
夏休みに観たくない労働の映画。封建制度の根付いたインドにおいて、本作で描かれる女性の社会進出と、失職した夫に代わり妻が家計を支える展開は殆ど不条理劇だと思う。
正直かなり中弛みするし、台詞に頼りす…
じんわり良い
仕事で自信をつけ、どんどん格好良くなっていく主人公。口紅を引き、サングラスで街を歩く姿が滅茶苦茶いい。
そして、どんどん情けなくなる夫の表情が良い。特に失業してからは家も暗くなって…
やっぱ貴族の話ではなくて庶民の話であると、ぐっと距離が近くなって惹き込まれるし、家族の中の誰かに肩入れするわけでもなく、全ての立場を優しく描いていてそれでいて皮肉も入ってるのが面白い。おじいちゃんが…
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