私の全作品の中で何が最も好きかといわれたら、この「若い娘」をあげる。 ――ルイス・ブニュエル
「ビリディアナ」(1960)の前作。14歳の素人キイ・ミアスマンをヒロインに起用したロリータ映画。ブニ…
[] 60点
1961年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。ルイス・ブニュエル長編20作目で、最後の英語作品。赤狩りでハリウッドを追われたヒューゴ・バトラーが脚本家として参加しているのもあってか、黒人…
【ルイス・ブニュエルの新失楽園】
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のブニュエル流失楽園。ブニュエルにしては、強烈な場面は少なめ。少女がデカいタランチュラを踏み潰すあたりは流石にギョッとした。あ…
映画数珠繋ぎ
前レヴュー【鮮血の女修道院】より、一人二役の怪演を見せた
クラウディオ・ブルック(本作デヴュー)繋がりでチョイス。
変態ルイス・ブニュエル監督、メキシコ時代の【孤島
(密室)サスペン…
ナボコフのロリータとアメリカにおける黒人差別に触発されて作られたと思しき映画。
タイトルの通り若い娘(エロティシズム)を中心に男の浅ましさを描く様子は実に壮年期のブニュエルらしいもので、人間に対す…
蜘蛛、死体、雌鳥、林檎、美脚、靴。お決まりのブニュエル的ド変態遊戯を存分に発揮した男女の関係を描きつつ、まさかの反人種差別的なテーマが物語の筋になっている。その気があるのかどうかは本人のみぞ知ること…
>>続きを読むBOX6つをついに手放そうかと思いチラホラ再鑑賞中。
少女を舐めるようなカメラの変態っぷり、『この庭に死す』の様に森を出入りし湿度が変化する禍々しさ、そして何より差別に対して一切神を寄せ付けない辛辣…
私的に特筆すべきシーンは黒人のトレバーが緊張の合間にふいにクラリネットを演奏するシーンです
この俳優バーニーハミルトンは何とあのチコハミルトンの弟なのです!クラリネットの演奏にあわせて少女エヴィー…
ルイス・ブニュエルのレアな英語セリフ作品。英語字幕にて。
短篇小説「Travelin Man(Peter Matthiessen)」にインスパイアされたもののようです。
白人女性のレイプ犯の濡れ衣…
凄い雑な見方をすると「差別よくない!」「ロリコンキモい!」な映画になるが、エロティシズムとレイシズムが本来楽園となる場所を争いの場へと変えていくブニュエル風の失楽園。ただ1人の女の子の名は「エヴィー…
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