ブニュエルの作品で最も映像や構図が秀でていると思える映画。
それまでもいくつかの作品で確認できたが、この作品ではカメラワークが特に黒澤明的で洗練されたものとなっていて(時折挿入される人物のカットイ…
神父ナサリンと、殺人を犯した娼婦、彼女と暮らす娘の三人の旅。娘の知人の病気を治したことで、神父は聖人と崇められる。そして最後は神父ひとりになる。本作撮影中に、いつも組んでいるガブリエル・フィゲロアを…
>>続きを読むブニュエル監督20作目。メキシコ時代。敬虔な司祭を描く宗教映画。カトリックの賞を受賞したそうだが、他の作品を観る限りではキリスト教を「バカにしているのか」、「憂いているのか」が判別不可である。幼少期…
>>続きを読む傑作
モンティパイソンのライフオブブライアンを100倍上質にした感じ
善や許しを貫く事の困難さを問いかけているのか、信仰に対する皮肉や揶揄を表現したかったのか
そこの線引きがうまく曖昧になってるこ…
メキシコ時代のブニュエル作品の中ではかなり完成度の高い方。神父ナサリンの巡礼の旅を通して描かれる不幸、苦悩の連鎖。正しいことをすればするほど空回る。
一回宝くじを当てた人がその後何度も外れてばかり…