記録用
黒澤明監督作品。
以前観たときは晩年の黒澤明映画はアートだがエンターテイメント性が下がって小難しく感じてしまいキャリア中盤の全盛期が好きであった。
しかしその後数々の巨匠の晩年の作品と比…
黒澤明自身が口にしていた「映画が映画になる瞬間」という意味を、空間的なモニュメント(像)と時間的なモーメント(瞬間)の交差として、その作品群に接することで、僕は認識するに至ったところがある。
また…
仲代達矢の逝去に伴い本作を視聴。また初めての黒澤明作品でもある。
CGを一切使っていないからこそ古さを感じず、圧巻と言わざるを得ない。妥協を感じない構図はさすが黒澤明と思った。色の表現も良く、二郎…
DVD📀所有。黒澤明1985年監督作品。仲代達矢、寺尾聰、根津甚八主演映画。
巨匠・黒澤明が構想10年・製作費26億円をかけて完成させたライフワーク的作品で、シェイクスピアの悲劇「リア王」をベース…
黒澤明×仲代達矢の到達点。“毛利元就の息子がポンコツだったら?“というIFと『リア王』の融合。画も芝居もとにかく濃厚。黒澤流の様式美とリアリズムの交差点。燃える城から発狂した仲代達矢が降りてくるシー…
>>続きを読む黒澤明監督の、日仏合作26億円の巨費を投じた戦国時代劇映画の大作だけに、前・後半二度の合戦シーンの迫力は流石だが、傑作「蜘蛛巣城」同様に、「リア王」のシェイクスピア悲劇の映画化とは言え、ロングショッ…
>>続きを読む【仲代達矢氏追悼】
仲代達矢氏が亡くなられました。
氏の映画はそれなりに見ていたのですが、『乱』は見ていなかったので、BS録画しておいたこの作品を初めて鑑賞してみました。
シェイクスピアの『リア…
仲代達矢はこの作品で、”長い俳優人生の中で最高額のギャラをいただいた”と話す一方、焼け崩れ落ちる直前の城からギリギリで脱出するなど、まさに”命がけの撮影だった”とも語っている。
また、高倉健にも本…
リア王のサブプロットは出てこないけど、内容の濃い、非常に面白い作品。
戦だけでなく、欲望、孝悌、忠信、正気、展開全てが乱れて収まることがない。
神、仏から見ればこれほど人間の世は乱れてるように見える…
1985年劇場公開時鑑賞。
名優仲代達矢さんが逝去されたので、まだレビューしていない作品の中では、やはりこれです。
『影武者』も観に行ったんですが、仲代達矢さんだからこその作品はこちらでしょう。
ご…