利休の作品情報・感想・評価・動画配信

『利休』に投稿された感想・評価

4.5

勅使河原のお家芸・草月流の贅沢な美術セットに贅沢なスタッフ、キャストを存分に使いつつ、それを見せびらかさないところが、「いかなる名器・名物もあってないものにするのが、果てしない茶の道」という利休のセ…

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このレビューはネタバレを含みます

原作は野上彌生子の「秀吉と利休」からきており、タイトル通りこの二人を対比的に描いている。

特に長次郎作の黒楽と赤楽は有名な対比であり、シックな黒釉に覆われ華やかさがないがその中に抹茶の緑が映える黒…

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三國連太郎も山崎努もすばらしい。何より勅使河原宏の映像の微妙な不安定感が心地よい。「砂の女」よりずっと洗練されてたけどやっぱり(良い意味で)変😆
it
3.6
勅使河原作品、初めて。もっとアバンギャルドなイメージだったけど、これは重厚かつストレートな感じであんま特徴分からず。美術もキャストもやけに豪華。

勅使河原宏監督『利休』(1989)

人生、としての作法ー

茶道が如何に戦国時代の"コミュニティ"や"休息地"として機能していたかを知られる。

あらゆるところに、フレーミングの美学/演出の作法、…

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このレビューはネタバレを含みます

歴史ドラマというものは、厳然とした歴史の流れがあらかじめ決まってしまっているから、物語の筋がどうなるのかを楽しむ余地は少ないものです。
織田信長の後には豊臣秀吉が、秀吉の後には徳川家康が天下を獲る定…

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野上彌生子の「秀吉と利休」を勅使河原宏が映画化。美術、衣装、音楽と第一級スタッフを揃えた。三國の利休、山崎の秀吉。
新宿松竹にて
お点前の映像が、実際に私がやっていた頃と同じ緊張感を感じられるくらい、震えや角度の付け方などを映し取っていて、見入ってしまった。
梅を活けるシーンが好きです
GO
3.7

本日は茶道のお稽古を休んだため、自習のために視聴。きっかけは武者小路千家の千宗屋の『茶 利休と今をつなぐ』にて紹介されていたため。
静寂の中で炭をくべる音からはじまり、利休のエピソードとして最も有名…

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dm
3.9
日本という国のアイデンティティをしみじみと感じた。
茶、という文化や精神は日本人として大切にしておきたいと思った。

赤瀬川原平著:千利休、無言の前衛を読んで、この映画を知った。

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