仕事で嫌な出来事があったため映画に集中出来なかった…川島の語りの世界観が存分に出ているとは思った。ラスト家族みんなで縁側に座るシーンはまさに松竹家族ドラマに相応しいエンディング。店の中は「カレーライ…
>>続きを読む八人の子どもを抱える真面目一筋の経理課長が、給料遅配に立ち向かうサラリーマン喜劇。月給日をめぐる騒動に、大家族それぞれのエピソードが絡んで、やがてハッピーエンドにいたる。(ここまでラピュタ阿佐ヶ谷の…
>>続きを読む松竹小市民映画に忠実に則っている。松竹時代の川島雄三は意外と素直なのである。大家族、宮仕えサラリーマン、息子の寡婦、夫婦仲、若者の恋愛という人生エピソードに、給料支給と詐欺の解決、会社の危機回避とい…
>>続きを読む公開年としては「とんかつ大将」と同じ年、松竹での川島雄三作品。
ここにはスーパーマンは出て来ず、戦後から急成長して「欧米化」する東京で暮らす大家族の「月給」を巡る悲喜こもごもを描くホームコメディとな…
昭和27年。東京銀座周辺は都会に復旧している。といってもわたしの生れる前のことで、戦後7年も経つとこんなふうになるのだろうか。わたしの生れた頃の写真を見ると、土だらけで背景には何もないけれど。
結…