コーエン兄弟の処女作(1984年)にデジタル処理をほどこし保存状態をよくし、多少の編集を行って見やすくした作品だそうだ。映画に登場する私立探偵(M・エメット・ウォルシュ)が、冒頭紹介している。それほ…
>>続きを読むめちゃおもろい。デビュー作特有の荒削り感がコーエンのクセを助長している。
何やってんねんお前ら、と他人の滑稽な姿を見ていられるので楽しいし、子供が考えたような脚本のせいでサスペンスのはずが笑いどころ…
うまいのはわかるけど、現代の感覚からすると人物の動きが遅すぎて眠い。特に(おそらくデビューしたてで未熟な)フランシスマクドーマンドの演技が後半のサスペンスを煽る無言のカット群に耐えてないと思う。けど…
>>続きを読むめちゃ面白い。コーエン兄弟のデビュー作でありながら、デビュー作とは思えない出来。
全体の雰囲気が暗く、正統派スリラーの顔をしているが、ストーリーもキャラクターもコーエン兄弟らしい珍妙で滑稽。最後の…
客には手札をすべて提示しながら、スクリーンの住人のみがそれらの異様な状況を理解できていない。その「すれ違いコント」のような構造を、ネオ・ノワールのスリラーとして見事に昇華していく、これが一本目のコー…
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