ブラッドシンプル ザ・スリラーの作品情報・感想・評価

「ブラッドシンプル ザ・スリラー」に投稿された感想・評価

マクドーマンドさんの若かりしき頃可愛かった! やはりこの方はサスペンス映画🎬、さすが。

幻覚のシーンしかり、生き埋めしかり、手にナイフしかり…こわい。。
悪いことすると必ずバチがあたります…笑
テキサスの田舎、酒場の経営者マーティは妻のアビーと従業員のレイが浮気をしているのではないかと疑ってい.......

ハリウッド1の変わり者兄弟
!!コーエン兄弟監督!!
の長編デビュー作にてサンダンス映画祭で監督賞を受賞!
今回は1999年の再編集ディレクターズカット版を鑑賞。


ブラッドはシンプル


ハリウッドの中でも個性派として常に作品を作り続ける変態兄弟の長編デビュー作!
『ノーカントリー』『トゥルーグリッド』と同じくテキサスを舞台に血で血を洗う愛憎劇だ。
やってることはめちゃくちゃサスペンスなのに時折ブラック・ユーモアというか滑稽に見えるように敢えて撮っているのは彼らの作風なのでしょう。
このディレクターズカット版は通常版と違い、冒頭に架空の映画会社の偉い人からの解説がついてきます(笑)

主演はフランシスマクドーマンド
デビュー作からコーエン兄弟を支えていたんですねぇ〜、めでたくこの年から兄コーエンと結婚して未だに続いているのも離婚大国アメリカの中では素晴らしい絆だ。
あとは探偵役のやつがクソすぎて笑いました。

彼らの作品の中ではどちらかと言うとサスペンス色の強い方だが、
コーエン兄弟流の作風は既に出来上がりつつあるので是非原点回帰として見て起きたい1作だ。

コーエン兄弟監督好き、彼らのデビュー作を見たい方、そしてフランシスマクドーマンドがまだ可愛いヒロインをやってた頃を見たい方にはオススメの作品。
EILEEN

EILEENの感想・評価

3.9
フランシスマクドーマンドが若くて可愛い!みんな色々勘違い。勘違いで人殺しってすごいな。
最初から最後までめっちゃおもしろかった!!

イーサンコーエン「映画の中で語られる言葉なんてどうせ無意味なものばかりだよ」
ザン

ザンの感想・評価

3.4
フランシス・マクドーマンド若い!現在のふてぶてしさはまだない。
事件を解決するのではなくすれ違わせる事で、思考ではなく行動が先に出るから面白い。前半部で呈示した要素の使い方や立場を変えた撮り方の反復も巧み。くだらないオチの小笑い感も好きだった。
犬

犬の感想・評価

3.6


テキサスの片田舎、酒場を経営する短気でケチな男とその美しい妻
ある日、妻と酒場の従業員との浮気を知った男は、私立探偵にふたりの殺害を依頼する
だが、探偵は殺人を偽装して依頼人に報告、逆に依頼人に対して銃を向ける……

コーエン兄弟が長編デビュー作「ブラッド・シンプル」を再編集し、最新技術を駆使し完成させた完全版

コーエン兄弟の片鱗が見える

ストーリー展開がお見事

先が読めない感じ
複雑に絡み合ってます

バイオレンス
そして独特な雰囲気

カメラワーク
見せ方が面白いです

フランシス・マクドーマンドが綺麗でした
みごとな演出。シャイニングよりこわかった。
複雑なのにわかりやすいの不思議。手品みたい。
「細かすぎて伝わらない映画監督」
コーエン兄弟デビュー作の再編集版。

【見どころ1:こだわりの強すぎる再編集】
オリジナルよりも再編集版の方が4分短くなっている。普通は逆じゃね!?
コーエン兄弟はとにかくムダを省きたがるで有名。DVD特典で編集前と後を比較できるが、素人目にはほとんど変わってなくね?と思うような箇所もあり、クリエイターとしてのキモ…こだわりを感じた。自分がバンドマンやってた頃、ギターの音色に凝りすぎてエフェクターボードが2mくらいになってた先輩を思い出すなぁ…。
ちなみに何故こんなことができるかというと、自主制作映画のため監督がファイナルカット権を持ってるから。ジョージ・ルーカスがスターウォーズ過去作をやたらと再編集したがるのも同じ理由。

【見どころ2:数奇な偶然の連鎖に酔う】
「ブラッド・シンプル」とは頭にが血が上ってぼーっとした状態、という意味に取れる。複数の登場人物がそれぞれの思惑で見切り発車的に行動することで二転三転するストーリーを暗示している。結果、コーエン兄弟の作品はどれも観客が置いてかれるパターンが多いのだが、本作は男3女1のシンプル設計だから大丈夫!
一挺のリボルバーが登場人物たちの手を巡りめぐっていく奇妙な偶然の連鎖。果たして神は誰に味方するのか⁈残弾数をカウントしながら観るべし。

【見どころ3:主演女優に手を出す兄ジョエル】
駆け出しの若手主演女優フランシス・マクドーマンドは兄ジョエル(長髪)と撮影中に意気投合し結婚。2018年アカデミー主演女優賞に輝いた『スリー・ビルボード』ではゴツい武闘派おばちゃんを演じていたが、彼女にも可愛らしい時代があったんですね。 しっかしまだ一本も映画撮ってないくせに女優に手を出すとかジョエルてめぇこの野郎!
…俺も映画撮ろうかな。

ちなみにジョエルは『死霊のはらわた』でサム・ライミ監督の編集アシスタントをしていた縁で、本作では飼い犬が迫ってくる主観ショットにサム・ライミの編み出した撮影技法「シェイキーカム」が用いられている。撮影技法といってもカメラを2枚の板切れに固定して全力ダッシュするだけなんだが…。3人は友人としてその後も共同脚本を書いたりお互いの作品にカメオ出演したりしている。

【見どころ4:実はユダヤ教ネタが隠されている】
「ブラッド・シンプル」は“愚かな血統”という意味にも取れる。では登場人物たちの愚かな子孫とは誰のことだろうか?
ネットの噂によると、実はミケランジェロの絵画「アダムの創造」がヒントになっているらしい。従業員のレイはアダム、ボスのマーティは神で、2人のいい歳した男がイブ(厳密にはリリス)であるアビーを取り合っている構図になるそうだ。男ってバカよね〜ってことか?
更には旧約聖書の「士師記」やユダヤ人差別などのネタが二重三重に隠されている。壁に空いた6つの穴、リボルバーの6連装のシリンダー、水道管の六角形のバルブは全て「ダビデの星」を暗示している。本作はユダヤ系慈善団体の出資で製作されているので、きっと「ビバユダヤな映画作りますんでなにとぞ!」とか言って営業したのではないだろうか。
しかしコーエン兄弟は批評家から意味不明と言われようと絶対にタネ明かしをしない。分かる人だけ分かればいいっていう…
こういう人嫌いだわぁ(笑)

参考図書:「すべてはブラッドシンプルから始まった」→本作から『オー、ブラザー!』までの撮影裏話を収録した伝記。しかし本編の解説はほぼ無し…。嫌いだわー
再編集版は初鑑賞、と言ってもオリジナルを観たのは随分前。少しの欲が僅かなズレを生み出し、それが拡がっていく様が面白い。それをキレある映像美で構築した力量はさすが。真っ当に生きなさいよ皆さん、というコーエン兄弟の呟きが聞こえてきそうだ。‬フランシス・マクドーマンドの可愛さは心に留めておこう。
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