一口のパンの作品情報・感想・評価

『一口のパン』に投稿された感想・評価

ヤン・ニェメツの初期作からすでに顕著なのは、時間の扱いにある。時間は連続的に流れるものとしてではなく、断片的で跳躍的なかたちで積み重ねられる。その結果、出来事は因果ではなく並置によって組み立てられ、…

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昼
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10分の短編として脚本が美しいし、顔と歩行がよく撮れてる。横並びで歩く3人を背後から追うカメラが、ちゃんと死体の上を通っていくのも抜かりない。
RIO
3.7

ヤン・ニェメツ「一口のパン」

石を踏みつける音
その音の鳴る54秒
短い時間の命を懸けたタイムリミットが完璧に伝わってくる
トマーシュと公爵とちびは脱走を企てる
音の設計がすべてを語るような純粋映…

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4.0
【鑑賞メモ】
キリキリとした緊迫感。

何を数えているのか…という疑問から始まり、決死の「本番」に至るまでの状況設定が巧み。
そして訪れる、一瞬の「本番」。

卒業制作でコレは強すぎないか。
短いなりに起承転結や緊張感はあるし、締め方も含みがあって良かった。
カメラワークも的確だし音の使い方も作品を特徴付けてて良い。密度の濃い短編。おわり
TnT
-
このレビューはネタバレを含みます

 11分の短編で、ワンシチュエーションという限られた表現の中、飽きずに惹きつけて止まない極限状態の緊張感。そしてこれがホロコーストという歴史の一場面であることを考えると、単にサスペンスではない、この…

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どうせいつか殺されるから
せめて最後に一口のパンを

腹が減って働かない頭
走り切れるか不安な身体

見張りに気づかれないように
パンを一つ盗みとるには

59 54 57
16 24 16

計算…

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このレビューはネタバレを含みます

監督 ヤン・ニェメツ

10分足らずの映画の中に、モノクロフィルムの濃淡で自在に画面をデザインする能力、抽象的なイメージをフィルムに焼きつける能力がほとばしっている。チェコ語はもちろん分からないけれ…

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菩薩
-
カット割が持続させる緊張感と殴られて倒れた側目線のカメラ、パンとの距離感すらも絶妙で短編として完璧にまとまっている。
Nappon
3.9
ヤン・ニェメツ監督作品。
生きるために必死のユダヤ人、見張りのナチス兵士。
緊迫感があり、気が抜けない11分。
パンの価値と人間の価値にどれほどの差があるのかを考えてしまった。

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