本作については、樋口尚文さんの批評が大変詳しいので平凡社新書「ロマンポルノと実録やくざ映画」を参照されたい。
鈴木則文の「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」にはまだあった、東映任侠映画の美意識から大きく逸脱…
任侠映画とポルノ映画の融合。 女性の秘部に薬を隠して横浜から神戸まで密輸するとは一般の任侠ではななかなか描けない。 特に全裸になった女優陣が血飛沫が舞う中で大立ち回りするラストは見もの。 それと精神…
>>続きを読むオープニングのストリップ殺陣でアガる。
京極家の女達はこれのオマージュだろうか。
脚本は石井輝男監督を含む3名の共作。
余りにふざけた出鱈目さは、締め切りに追われたからだろうか。
それぞれが適当に…
トップレスの池玲子が土砂降りの中、男たちと斬り合う(しかもストーリーと全く関係ない)エキセントリック暴力にグッと掴まされ、最後の全裸大乱闘まで一切離すことがなかった。
赤、青、黄色のバキバキ照明と完…
石井輝男のアングラ絵巻極まれり。赤、緑、紫の照明、ステンドグラス、一面の菜の花、チェック柄の床、不自然な水場、裸体に降りかかる鮮血……の中で暴れ回る悪人、奇人、変人、病人たち。1秒たりとも普通の絵に…
>>続きを読む1973年公開。オープニングクレジットで池玲子が見せる大立ち回りの映像があまりにも美しくて息を呑む。暗闇を背景に土砂降りの雨を真っ赤に映し出す鮮烈な照明と真っ赤なクレジット。スローモーション(とスト…
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