怪談昇り竜の作品情報・感想・評価

怪談昇り竜1970年製作の映画)

製作国:

上映時間:85分

3.9

「怪談昇り竜」に投稿された感想・評価

お話は突飛な印象だけど、撮影に関しては意外と真面目で驚いた。

乱闘シーンなんかは動きの少ない滑らかな撮影をしてるわりにダイナミックに人物が躍動してるんで楽しい。

ただやっぱり、ラストシーンがカッケーなと。異物感マシマシのクールなセットの中で光る刀が映える!
梶芽衣子のクロースアップも◎
てっきり東映かと思いきや日活作品だった。まぁまぁ。四人で一匹になるような龍の和彫りの女たちが横一列に並ぶ殺陣のシーンで吹いた。
土方巽ってシナリオ的に不要だと思う。あの界隈のいかにも”鬼才でしょ?”って描写には辟易とする。

あの赤ふんの男の臭い描写とか、執ような汚いケツ+赤ふんごしのショットとか曽根中生っぽい。
ラスト、ホキ徳田と決闘シーンでの空の禍々しさの作り物くささが最高。
よくよく考えると石井輝男ってフェリーニににてるかも。
後期フェリーニのグロさにも辟易とする。
リョウ

リョウの感想・評価

3.7
ヤバかった。この頃の映画はケレン味溢れてて面白い。タランティーノ、超好きそう。
もうね、姐さんがなかなか始動しない(笑)
最初の背中昇り竜は凄くカッコ良かたけど、クライマックスの昇り竜はフォーメーション感あり過ぎで面白過ぎ(笑)
確かにラストの決闘はキル・ビル感満載。
「喧嘩は人数でやるんじゃない」
姐さんカッコ良過ぎ。
てふ

てふの感想・評価

3.5
女任侠ものを初めて観た。梶芽衣子の白い肌がお綺麗でした。

シネマヴェーラ渋谷 石井輝男特集にて
シネマヴェーラにて


面白かったけど
凄くない
それが面白い

それが許された時代である
梶芽衣子、土方巽カッコイイ

内田良平の役は『時計じかけのオレンジ』オマージュに間違いない
蘇る映画魂 The Legend Of 石井輝男
@シネマヴェーラ渋谷
一

一の感想・評価

-
梶芽衣子に佐藤允。モチ肌の安部徹。赤フンドシの内田良平。やかましい砂塚秀夫。もう満足。
任侠の定番ストーリーに「怪談」という異物を無理やり挿入して、かなり歪な面白さを放っている。
「背むし男」「奇形」「見世物小屋」「生首」「たたり」「生皮剥ぎ」「残酷刑罰」と任侠映画とは思えないくらいアングラ要素がいっぱいの闇鍋映画だ。

「女囚701号さそり」が1972年で「修羅雪姫」が1973年なので、これはそれよりちょい前くらいになる。
クールビューティーながらも怨念や情念みたいなのを込めた演技とアングラの融合は、今回からすでに健在だ。
メイン敵はかつて主人公に目を切られて盲目になった女だ。
しこみ杖に長ドスルックは女座頭市の趣。(逆手斬りではなかったけど)
アングラ調の空の下で行われる、この二人の対決は見もの。
梶・石井大好き男タランティーノ監督の「キルビル」のクライマックス、「オーレン石井」との対決シーンの元ネタかも?

血が出るところ、必ず血を舐めに黒猫が必ずどこからかやってくる。
刺青ごと剥がされた背中の生皮も美味しそうにペロペロする困った猫ちゃんだ。
主人公はこの黒猫に呪われてしまう、というのが物語の始まり。
敵討ちと黒猫の呪いが絡み合い、関係あるんだか無いんだかよくわからん二つが同時に展開される。
そしてその黒猫の化身であるせむし男を、暗黒舞踏の土方巽が演じている。
「恐怖奇形人間」ではせむし男を使役していたけど、今度は自らせむし男を演じている。かなりヤバイ演技だ。
(「恐怖奇形人間」で弟子たちが披露した「真横に人間を肩車してそのまま回す謎の踊り」は今回も健在だ!)

「恐怖奇形人間」を最初に観た時は、「噂ほど変な映画でもないんだな」というのが正直な感想だった。
だけどこの映画は基本骨子が任侠映画である分、かえって異形さ、禍々しさが際立っている。
その歪さは「恐怖奇形人間」以上だ。
しかも任侠は任侠で90分でしっかり魅せてくれるんだから、こんな贅沢な映画はない。
人非人

人非人の感想・評価

4.0
任侠映画に見世物小屋要素が混ざり、面白さ倍増し。完全に妄言で暴言だけど、鶴屋南北が映画撮ったらこんな風になりそう。盲目のホキ徳田の、こちらに勝ち目がないと分からせる雰囲気に心奪われる。ラストの梶芽衣子との一騎打ちも妙妙たる演技。
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