認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを。はたから見たら「過ち」だとしても、自分にとっては「大きな意味のある経験」。だから認めたくない、認めない。安保闘争や学生運動について何も知ら…
>>続きを読む言ってしまえば全共闘の話は下地にしただけで、あくまでも何物でもない状態から何者かになろうともがく男二人の話を撮りたかった映画だと思う。
梅山は自分の信念をただ信じることができた。そのためにならどん…
今となっては全共闘なんて明確な過去の遺物だけれども、この作品に描かれている時代は、過去の遺物になりかけている過渡期のような時代。松ケンが演じてる学生の胡散臭さが、その時代の人たちの全共闘に対して感じ…
>>続きを読む1970年代前後の雰囲気がリアルに伝わってくる映画。
理想に燃える新人記者と口だけは大物な自称活動家の出会いから始まる物語。
両者を通して、人間の残念な部分みたいなのを存分に見せつけられた気分になっ…
時代だろうか。全く共感ができない。
だけど、会話との間とか、次のセリフにいくまでのちょっとした沈黙など、どれだけ梅山が言葉巧みに人の心を動かしていかを表現されていていい。
チープな感想で申し訳な…
負け戦の一部始終。自尊心と野心のために口先だけで時代の表舞台に出ようとした男と、その圧倒的な口のうまさに巻き込まれて行く人たち。
セリフも動きもないシーンで長く間をとることが多くて、重たさが増す。
…
良くも悪くも個々が沸騰していた時代なのかもしれない。新聞社内の汗臭い雰囲気も個々のギラギラした重さも悪くない。
梅山の胡散臭さ…結局はそこまでの覚悟だったかと失笑したけど、何がしかにならんと期待し梅…
映画「マイ・バック・ページ」製作委員会