いくら巨匠の遺作とは言え、過大評価は良くない。
めちゃくちゃ。
まるで若手監督がわけも分からないままとりあえず頭の中にあった構想を映画にしました。という感じ。
主人公の女性医師も私には大してかっこよ…
この作品、ジョン・フォードが本当に作ったのか!?そのくらい意外な作品でした。
ジョン・フォードと言えば、男同士の固い友情、敬虔なクリスチャンの集い。そう言ったイメージが強いですが、この作品全てが逆を…
(別媒体から感想を転記)
2023/04/22
中国辺境のキリスト教布教所。半袖シャツタックインのスタイルで煙草を吸うアン・バンクロフトがカッコ良すぎて痺れる。所長のアンドルースがエマの髪に触れる…
ジョン・フォード監督の最後の劇映画。興行的には大惨敗に終わった。原題「7 Women(7人の女たち)」。
【あらすじ】
1935年モンゴル国境の中国。キリスト教伝道所(隣保館)に女性宣教師アガサと…
シネスコサイズで鑑賞(画質悪し)。
アン・バンクロフトの登場シーンのキマり方。当然のようにカウボーイハットを被って馬に跨ってやってくる。そしてラストシーンの暗転の凄まじさ。
とりわけ印象的だったのは…
『捜索者』と同じようにNTRもので、女性がいわゆる「蛮族」に盗られる話なわけだが、『捜索者』のジョン・ウェインの位置がいないところが本作の重要。強いて言えば園長の女なわけだが、彼女は信仰心ばかり口に…
>>続きを読む西部劇の構図を中国の奥地に再現している。西部劇の開拓民対インディアンを、白人対黄色人種に。開拓民はキリスト教伝道所、インディアンは蛮族になる。首領の名はドゥンガ・カーンで蛮族は戯画化され、「黄色が踊…
>>続きを読む自分の中で、フォード映画が完結したという感慨すらある。直感として、フォードは全ての作品で同じ物語を描いており、その最終篇としてこの作品を撮ったのだと思わされる。もはや荒野を馬が駆け巡ることもなく、同…
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