冒頭の死体を横移動で映し、ラルフ・ミーカーが現れ、ロッド・スタイガーが銃撃する一連が素晴らしい。
矢走りの刑の残虐さもさすが。
ジョセフ・バイロックの美し撮影もお見事。カメラがクレーンで上がって広が…
アメリカを憎む白人が先住民の一員になる異色の西部劇。サミュエル・フラー監督が創設した独立プロ、グローブ社の第一弾。カラー・シネマスコープ。撮影は「素晴らしき哉、人生」(1946)などの名匠ジョセフ・…
>>続きを読むインディアンと白人は根本分かり合えないものである、という前提を持ちながらインディアン側へ加担するロッド・スタイガー。
旧来の西部劇の善悪図を逆転させるだけでなく、(白人から見た)野蛮性も描きつつそれ…
サミュエル・フラーらしいB級、ゲテモノのノリ自体は好みだが普遍的な魅力が果たして本作にあるかどうかは甚だ疑問に感じるウエスタン。
脇役ではラルフ・ミーカーが存在感のある演技を見せている。無名時代の…
元南軍兵士の男の無国籍的な身振りがアメリカそのものに歯向かっている傑作。帰還兵のスタイガーが断固として合衆国成立を認めず、スー族に仲間入りを果たすも決して二つ名では呼ばれない(そもそも名を付けてもら…
>>続きを読む2024.9.1 57-77
410カットほど。
インディアン側からの戦闘を映した西部劇は、初めて観たかもしれない。合衆国側の砦から外からやってくるインディアンを捉えるショットはよく観るが、反対…
記録
フィルムで。
こういうのが観たかった。映画とは単純であり、だからこそ素晴らしい。ここまで経済性に富んだ映画には中々出会えない、傑作。
“矢の競争(矢走りの刑)”の反復、それによる追う/追…
良い映画。
南北戦争後のアメリカの統合失調状態、暴力と平和の関係性、憎悪によって誘発される非人間化へ対抗しうる方法の模索、ネイティブアメリカンに対する植民地支配、そのようなテーマを85分で扱うという…
棕櫚の主日.1865年4月9日,バージニア州アポマトックス,南北戦争最後の日,撃ち,負傷基地運び,治療,弾曲がり,グラント将軍.リー将軍,グラント狙い止め,馬車乗りバンジョー弾き歌い男,リー.ジョン…
>>続きを読むフラーの自伝を読んだらそりゃ映画を見るしかない
語りたいことを過不足なく、
溜めすぎず、1本の映画満足度がめちゃ高い
誇り高さと残虐性の同居から目を背けない
委ねられちまったよ
ハーモニカだしブロ…