大いなる幻影 Barren Illusionの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『大いなる幻影 Barren Illusion』に投稿された感想・評価

ROACH
3.4

『蜘蛛の瞳』ですら一応商業映画の体裁は保ってたんだなあということに気付かされるあまりに抽象的なショットの連発。もはやストーリーラインを辿ることさえ困難なレベル。オレンジと黒で描かれた世界地図や海岸に…

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須見
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黒沢清は天才すぎるな
えげつい長回し、フレームインとアウトの連続、リュミエールというか、原理主義だ

黒沢清作品の中で一二を争うくらいに好き。
普通に意味わからないけど、映像はズバ抜けて面白い。意味はわからないけど。

堀越謙三の「インディペンデントの栄光」でも触れられてたけど、映画美学校の講師とし…

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4.5
黒沢清の映画で一番好きかも。意味分かんない話に見えてメロドラマなのも良い。
3.5

90年代の日本風土へ21世紀を接続する回路と化した武田真治。シーン同士の繋がりが無に等しく、ショット単体が屹立した編集や突如出現するモニターなど、なかなか直接的なエドワード・ヤン/ゴダール引用が見ら…

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…どういうこと?まあ清SFワールド成分が吸収できたので良しとしよう。

愉快なはずの鼓笛隊も黒沢清が写すとなんだか虚しい。人が飛び降りて命が消えても、種を植えて芽が出て命が生まれても、そこに悲しみや喜びはない。2000年問題、とてつもない花粉、生殖能力を失う花粉の特効薬…

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消滅する人間、給水塔と飛び降り、2000年問題的なテクノロジーへの不安、謎の植物モチーフと、至る所に『回路』の原型が観られて興味深かった。回路がいかに親切丁寧なエンターテイメントだったか認識できる難…

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4.3

黒澤清監督について行こうと決心した。
インタビューでも「シナリオの整合性は無視して、映像の面白さを極端に追求した。(意訳)」というようなことを話されていたのだが、まっっじでストーリーは意味わからなす…

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いの
3.5

1999年制作の2005年を描いた映画。大量に舞う花粉。治験者として服用する新薬には生殖機能が失われる可能性があるのだという。これは世紀末からみた近未来のお話。でもコロナ以後を生きるわたしには、今よ…

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