余計なBGMは無く、閉塞感で充満した空間で穴を掘り続ける音だけがスリルを増長させる。音響や映像の技術が限られていた昔の映画だからこそ出来た技だと思う。
題材がシンプルなだけにどんどん感情移入してしま…
実話ということで、なかなか緊張感もあってよかった。看守が蜘蛛の巣に虫を投げて見つめるところに人間の支配に対して狂気的なものを感じた。オチに関しては主人公があえて監獄に潜り込まされて内情を探るようであ…
>>続きを読む数分間にわたりひたすら床や壁をガンガン穴をあけ続けるだけの息苦しいようなシーンが何故か印象に残る。役者の演じる表情、ちょこっとだけ出てくる初々しいカトリーヌ・スパークなど、観終わった後にある種の感触…
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