川崎駅の人混みのなか弾けんばかりに身体を動かし、喫茶店からワコちゃんを発見しては往来激しい通りに飛び出して追いかける。4人家族の狭い団地で自分の居場所はビーチチェアの幅しかないベランダ。黒沢年男の美…
>>続きを読む荒木一郎の曲、和田誠のかわいい文字、人混みの中跳ねまくる多動な黒沢年男のはじまりから感無量。運動しまくり。死んだ夫の弟・有島一郎から求婚されてる森光子は保険の外交やって毎晩晩酌。久々にあのいやらしさ…
>>続きを読む黒沢年男のキャラ普通にヤバいし大迷惑なんだが、低所得&低学歴な工業地帯川崎ゲットーの過酷な労働・家庭環境の鬱屈を晴らすようにエネルギーを発散しながら動物みたいに走りまわる姿がなんかもう痛々しいという…
>>続きを読む#54 武満徹大会@ヴェーラ
以前に観たときは、あまりのオンボロ・フィルムで、いくらなんでも、これではカネ返せといいたくなる有様だった。
だが数年前にラピュタでニュープリントしたはずなので、もしやと…
自動車工員・黒沢年雄とベアリング店員・酒井和歌子のうぶな恋愛を彩るような風景はどこにも存在しない。
あるのは、ごみごみした川崎工業地帯、雑多な駅の構内、人混みの海水浴場、それぞれの貧しい家庭の抑圧。…
4/9@シネマヴェーラ渋谷
黒沢年雄の表向きは超陽キャだが繊細で傷つきやすい感じはなんだか憎めない。
度々見せつける肉体とギャランドゥがあるシーンで凄く活きていた。
ナチュラルメイクな酒井和歌子…
先月お亡くなりになった恩地日出夫監督の追悼の意味を込めて観ました。素晴らしい映画です。
60年代後半の川崎・労働者の街が舞台。自動車工場の工員・黒沢年男とベアリング店で働く酒井和歌子の恋愛物語です…