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トイレの個室を上から覗いてビンタ、からのキスの流れが官能的すぎてゾクゾク。音楽の世界って常軌を逸したレベルでスパルタだよなあ。捻じ曲がった方法でしか性欲処理できなくなるのもわからなくはない。ワルター…
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原作はノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクの同名小説。
愛を知らない。
母親の抑圧、共依存。孤独と支配欲。性的倒錯。拒絶。
イザベル・ユペールの演技が生々しくリアル。不協和音のようだった。
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今のところ、今年観た映画の中で1番衝撃的!!見終わった後しばらく放心状態だった。
もう一度観るのはなかなか勇気が必要。
印象に残ったシーンはエリカの告白をワルターが拒否した時、本当に私もショックを…
男性がオイディプス神話に象徴されるような「父殺し」へと向かう宿命をもつなら、女性もまた別の神話による「母殺し」へと向かう宿命をもつのではないか。
しかし、彼女たちは直接的に母へと向かうのではなく、…
【「天才ピアニスト」はお笑いコンビ、「変態ピアニスト」はイザベル・ユペール】
ちょっとー、ユペールさん、また変態役やってるやん。大女優なのに何でよー!と思いつつそんなユペールをまた好きになってしま…
厳格な母と共に暮らす中年の女ピアノ教師エリカは、彼女を恋慕するワルターとの出会いで抑圧してきた性癖を暴露する
他人の情事を覗きながら放尿、性器を自傷したり、見ず知らずの男のシコティッシュをクンクンし…
「明日、私は誰かのカノジョ」を読んでたらこの映画の話題が出てきたので鑑賞
単なる毒親の奇行だけでなく、それによって歪んでしまった性格や他者との関係構築ができなくなる様子も描かれていて、多方面からただ…
至らない自分を憎み、自分に無いものを持つ他人を羨むのが人間の嵯峨
超変態的恋愛映画。一流のピアニストになるため、厳しい親の管理下で育てられてきた主人公エリカは、その抑圧された過去を持つ反動から、歪…
艶やかなピアノ、額縁の肖像画、木製の椅子、重厚な扉……あらゆる設えが制御されている白い部屋。均整のとれ、不純物の介在を許さない、ヴィルヘルム・ハンマースホイが描く雄弁な沈黙を湛えた室内のように、静謐…
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