男性がオイディプス神話に象徴されるような「父殺し」へと向かう宿命をもつなら、女性もまた別の神話による「母殺し」へと向かう宿命をもつのではないか。
しかし、彼女たちは直接的に母へと向かうのではなく、…
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記録用🐨2026再鑑賞
10年くらい前に観たと思うんだけど、イザベル・ユペールが変態拗らせおばさん過ぎて脳が怯えて記憶を消したかも。劇中お母さんが「驚き過ぎて疲れた」って言ってて共感した。恋愛だけじ…
自己中な性癖をぶつけるエリカの行為は恋愛の不条理さを超えて明らかに人を弄んでいると思われることであろう。SMを論じる時にも言われることだが、サディストはマゾヒストの前にむしろ従順であると、便箋いっぱ…
>>続きを読むペニスではなく私を見て
ピアノの名手にして講師エリカさん。もう中年だと言うのに、門限やらなんやら二人暮らし母の束縛は大層厳しく、男など以ての外。ところが、ある日のプライベート向けの講演にて出会…
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この映画に思い入れ強すぎてヤバくて多分10回くらいみてる
全体的に冷たい雰囲気、冷たいピアノの音に対する、主人公の変態性や狂気のコントラストが良い
画面全体が白いことが多いから、血が流れるシーンが…
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エリカのマゾヒズムはおそらく母との歪な関係を通して形成されたもの。エリカはマゾヒズム的プレイを彼に指図して実際にそうなることで長きにわたる母の呪縛から解放されたかったのか…?と思いきやそんなことはな…
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健康な若者には、この地獄の底は見えない。
昨日、魂を切り裂くような地獄を共にしたはずのウォルターが、翌日には何食わぬ顔で「健康な若者」として光の中に立っている。あの瞬間のエリカの絶望といったら。
自…
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傷つけられることが彼女にとっての求める愛。世界のたった一人だけは、それは喪失との引き換えではなく、ただ享受するものであると理解する。
特殊性癖と一言で片付けられる欲望を持ち合わせる人は沢山いる。そ…
中年女性の性欲、をどういうわけか現代は(というか古からなのか)巧妙に覆い隠してきたようで、クリステヴァの主張等々、理由は色々と考えられる。
個人的には、その存在を一度認めてしまえば、すべからく自分た…