【鑑賞メモ】
波打つ草原。
窓辺の小鳥。
暗い鏡のような水面。
少し翳りのある色彩が、物語の世界観を引き立てる良いエッセンスになっている。
カスパーの放つ言葉がいちいち的を射てて痛快だった。
女…
とてもとても好きな映画だった。なぜこんなに好きだったんだろう。カスパー・ハウザーという実在の人物のことを知りたくて、調べ物の感覚で観てみたら、映画としてすごく好きだった。鑑賞した後、忘れられなくて1…
>>続きを読む大好きな映画
カスパーに初めて感情が生まれた瞬間とか泣ける
彼はあまりにも純粋で人の世で暮らすには清すぎた感じがある
ブルジョワのくだらないパーティやインテリのつまらない話をバサバサ切っていくカスパ…
神に知りたいことを一つ教えてくれるなら選びたい候補であるカスパーハウザーの生涯を題材にした映画
事実は小説より奇なりって言葉の通りどんな小説よりも奇妙な話だと思う
映画としてもカスパーハウザーの…
主役を演じるのはとてつもなく難しそうだと思ったり、
カスパーハウザー自身も「生きる」ということを学んでいて、
でも学ぶ前から生きていたし学ばなくても生きていけたし…
いや、外に出される前はどのように…
生まれてからずっと地下牢に繋がれ、歩くこともままならず、言葉はおろか自分以外に人間がいることすら知らなかったカスパー・ハウザー。ある日突然解放され、片手に騎兵大尉への手紙を握りしめて外の世界に放り出…
>>続きを読む実際にいたカスパー・ハウザーという人物の半生を淡々と描いている作品。
いわゆる聖痴愚の物語なんだけど、教育を受けるにつれて市政の人々の常識を少し揺らしてゆく所が面白い。たまに夢のシーンの描写があるけ…
どうして自分はこの世に生を受けたのか、なんのためにここで生きているのか、なぜこんなにつらい思いをしながら日々を過ごさなければならないのか、どうして自分はこんなにも世界に対して無力なのか、人間はじぶん…
>>続きを読む過剰な演出でこちらの感情をむりやり支配しないので、コメディにもサスペンスにもミステリーにもなる
主役の顔がとにかく印象的で忘れられない。見た後は何を見たのかわからなかったが、何年か経ってもふと思い…